第122話シオンの日常

 怒涛の展開に慌ただしいシルフィード王国。シオン・レーニックの勤める内務省もまた別の慌ただしさがあった。そんな彼女の日常を少し除いてみよう。


 魔界時間4:00 レーニック邸


 シオン:・・・・・・・・・・・


 メイド:おはようございますシオン様。


 シオン:・・・・・・・・・・・・♪


 メイド:そうですね、今日は良い天気になりそうですね♪


 シオン:・・・・・・・・・・・・。


 メイド:はい。朝食のご用意がしてあります。今日の一押しは『海王海苔』の佃煮ですよ♪


 シオンのアホ毛が♡になる。


 魔界時間6:00 内務省 大臣執務室


 クラリス:おはようございますシオンさん♪


 シオン:・・・・・・・・・・♪


 クラリス:え?『今日の朝食も絶品だった♪』ですか?フフ♪ご機嫌ですね。


 秘書:では今日の公務ですが、この後現在民間から要請のあった案件の内容確認の後、関係省庁代表との会議。各地の視察。その途中昼食を挟んで各都市の代表と会談。内務省に戻って視察・会談の内容を各担当幹部を交えて会議。夜は中央政府総務大臣との会食となっております。


 シオンのアホ毛を縦に振る


 秘書:『わかったそのスケジュールで進めてくれ』ですか。承知しました。


 クラリス:内務省の皆さんも大分シオンさんの言いたい事が判ってきましたわね♪


 シオン:・・・・・・・・・・・♪


 クラリス:え?『これもクラリスのお陰♪』ですって?そう言ってもらえると嬉しいですわ♪


 午前の公務を終え昼食王国北方エリア ノーステッド公爵領 星瞬(せいしゅん)市


 シオン:・・・・・・・・・・♡


 クラリス:シオンさんは『味噌煮込みうどん』ですか♪


 シオン:・・・・・・・・・・・・・♪


 クラリス:え?『クラリスの鍋焼きうどんも美味しそう♪』ですか?ええ。アリスさんに教わったんですよ。『星瞬市に行くなら味噌煮込みうどんか鍋焼きうどんが絶品だよ♪』って言っていましたから♪


 シオン:・・・・・・・・・・


 クラリス:あら、シオンさんもですか?アリスさんって凄いですよね〜。この国の事よく見てるのはあの方くらいですからね♪


 シオンのアホ毛を激しく縦に振る


 クラリス:さ、残りの公務をこなしていきましょう!及ばずながら私も手伝いますわ♪


 シオン:・・・・・・・・・・!


 クラリス:『頼りにしている!』ですね♪


 魔界時間21:00 レーニック邸 シオン自室


 シオン:・・・・・・・・・・・


 シオンのアホ毛が萎れる


 クラリス:『つ、疲れたぁ』ですか。そうですわね、あれから結構大変でしたわね。私も皇女の立場から公務の大変さは判っていたつもりだったのですが。閣僚の公務がこれ程とは・・・・・。


 シオン:・・・・・・・・・・


 クラリス:『明日に備えて早く寝よう』ですか。そうですわね。おやすみなさい♪





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