第115話遺跡図

 無限錠解錠から金庫内での調査が続き、調査隊一行はかつてシルフィード王国に存在した超巨大大国『クラウント王国』の専用区画を発見した。


 魔界時間15:00 無限金庫内 最奥クラウント王国専用区画


 アリス:コレ全部クラウント王国専用の貸金庫なの?


 杏:しゅごいねぇ♪


 ソフィア:中でも1番の収穫がコレさ!


 一冊の書物を差し出すソフィア


 アリス『クラウント王国遺跡図解』?


 ソフィア:この国に隠された6つの遺跡の位置から遺跡内部の地図に遺跡に眠る秘宝に至るまで詳しく書いてある。


 調査隊員:ただ、魔界宇宙創生時代の古代文字のため解読にかなりの時間を要するのが難点でして。


 ソフィア:解読なら問題ないよ。この金庫に住んでた当時の『生き証人』がいるわけだし♪


 アリス:あ〜!クララ姐さん♪


 杏:ふわふわのおねえしゃん♪


 調査隊員:成る程!その手がありましたな‼︎


 ソフィア:あと、コレなんだが・・・


 白い小箱を差し出すソフィア


 アリス:ん?何コレ?


 ソフィア:それが判らないんだよ。何か入ってるのは確かなんだが。


 ディアナ:ちょっと見せて。


 ソフィア:ディアナ、来てたのかい?


 ディアナ:何回呼んでも反応ないんだから。


 ソフィア:ホレ


 ディアナに小箱を渡すソフィア


 ディアナ:ん〜・・・・・・コレは・・・・・あ〜、成る程。そういう事ね♪


 アリス:何々?


 ディアナ:コレは外部からコレに対応した専用のデバイスを使って開けるタイプの箱だよ。現代の魔界なら兎も角、こんな細工が出来るのは当時じゃ天界だけだからね。


 ソフィア:心当たりないかい?


 ディアナ:この箱を保管する時は半径1000km圏内から離れると機密保持のため箱ごと消滅する仕掛けになっててね。こうして健在するって事は多分近くに専用デバイスがあると思うよ。


 ソフィア:よし!早速捜索開始だ!


 クララ:それじゃあ〜私はぁ〜この遺跡図解を現代語に翻訳しておくわねぇ♪


 アリス:お願いね、皆んな!


 杏:ねえしゃまこれほしいです♪


 アリス:ん?ヌイグルミ?駄目だよ、この金庫の中身を探してるヒトがいるかもしれないし。


 半べその杏


 杏:だめですかぁ〜。


 アリス:う〜・・・・じゃあ、持ち主の子孫探してもし居なかったり、その人が良いよって言ったらにしよう。ね?


 杏:うん!


 アリス:よ〜しよし、偉いぞ〜♪


 杏:あい!







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