第107話スケイルベストグループ

 無限金庫の中でクララを仲間にしたアリス。再び国の発展に尽力を注ぐ時、足りない企業を誘致していない事を思い出す。


 魔界時間20:00 王城女王執務室


 アリス:あーーーーー!


 ヴィオラ:どうされました?陛下!


 アリス:思い出した。この国、家電量販店が未だ無かったんだった。


 麗華:はぁ、そういえばそうどしたな。何で保留になったんやろ?


 アリス:実は既に2つの候補があって、両方をと思ったんだけど、結局決められずじまいでバンクフルト戦のゴタゴタで忘れてたんだった。


 麗華:あ〜、そうどしたな。


 シエル:お困りの様ね♪なら私の友人を紹介したいんだけど、良い?


 アリス:この気配、外に控えてる?


 シエル:流石元魔界宇宙最強の傭兵。当たりよ♪さ、入って。


 モノクルの女性:こんばんわ、女王様♪


 アリス:え⁉︎このヒトってまさか!


 シエル:そう、魔界宇宙最大の家電量販店『スケイルベストグループ』社長ディアナ・A(アイム)・グロリアよ♪


 アリス:アイムってソロモン72柱序列23位の公爵級の悪魔だよね♪火の使い手の!


 ソフィア:スケイルベストっていったら魔界宇宙一ガジェット系が充実している家電量販店だね。彼処は良いぞ♪


 ディアナ:お近づきの印に♪


 ソフィア:そ、それって!未だ発売前の最新デバイス⁉︎


 アリス:く、くれるの♡


 ディアナ:実は私、アリスちゃんのファンなんですよ♡初めての国土争奪戦争のオープニングライブタイムでの歌声と貴女の人柄に惚れたの♪


 ヴィオラ:な⁉︎


 アメリア:私達のいる前で愛の告白とは良い度胸だな。


 シキ:表出てください、秒殺して差し上げますよ♪(目が笑ってない)


 ゴゴゴゴ(放つ殺気)


 アリス:もぉ〜!3人共いい加減にしないと〜!


 閻魔の鈴を高らかに上げるアリス


 アメリア:ま、ままま待てアリス!


 シキ:私達が悪かったです!ですからその物騒な物をしまってください!


 ヴィオラ:富嶽さんを呼ぶのだけはおやめください!


 クララ:これはぁ〜、もぉ〜トラウマねぇ〜


 ディアナ:ア、アハハ♪


 シエル:どう?ディアナ。この国は?


 ディアナ:良いわね♪ますます気に入ったわ♡


 アリス:じゃ、じゃあ!


 ディアナ:誘致の件喜んでお受けしますよ♪


 アリス:有難う♪


 3人:チッ!


 アリス:・・・・・・


 無言で出す閻魔の鈴


 3人:すみませんでした!



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