第26話第2の同盟締結

 カントリア王国の宣戦布告を受けたシルフィード王国。そんな中とある国から同盟締結の申し入れがあった。


 魔界時間10:10 王城休憩フロア


 アリス:お〜!ぬっくぅ〜い♡


 アナスタシア:お疲れ〜・・・って、何ソレ?


 アリス:ん〜、コレぇ?コレはねぇ〜、『こたつ』っていって。私が研修で行った人界の日本っていう東洋の国に昔からある。暖房器具だよ〜♪アナちゃんも入ってみなよ〜


 アナスタシア:では・・・お〜!い、良いわぁ♡


 麗華:ふぅ〜、寒い寒い。お♪こたつやないのぉ♡


 アナスタシア:このこたつの上にある果物?は何?


 アリス:コレはこたつのお供、蜜柑だよ〜♪


 麗華:そういや昨日、カントリアから宣戦布告受けたそうやないの。やっぱり向こうさんのお目当は『帝王の寝所』どすか?


 アリス:うん、そだよ。因みに向こうが提示したの『クリスタルマグロ』の生息海域のグロッタ伯爵領とマチルダ・グロッタ伯爵本人だって。


 麗華:マ、マチルダやて⁉︎


 アリス:麗華ちゃんグロッタ伯爵知ってるの?


 麗華:知ってるも何もマチルダ・グロッタ伯爵といえばオーク族の中でも『美マッチョ』で有名な女領主やないのぉ♡


 アリス&アナスタシア:び、美マッチョ?


 麗華:なんや知らへんの?オーク族の女は魔界宇宙一美貌と巨大な乳と尻。そして逞しい筋肉を合わせ持つ『生きた芸術』と呼ばれとっている種族なんえ〜。特にブラックオーク族の女は一段と美しく逞しく色黒で、桃の様な美しい形で巨大な尻といったら・・・・じゅるり


 アリス:麗華ちゃんのエロおやじ。


 アナスタシア:変態。


 麗華:と、兎に角マチルダというんはカントリア王国全ての女の憧れなんえ〜♡


 アリス:そんな美人さんが勝てばウチに来てくれるんだね。


 麗華:そぉ〜と決まれば何が何でも勝たなあきまへん!


 アリス:まぁ、麗華ちゃんの欲に塗れた野望は兎も角、どっちみちあの魔王具を扱えるようになるためには連勝しなきゃだしね。


 王城中央司令部より通信が入る


 オペレーター:陛下、拳聖帝国女帝より陛下にお話があるとの事ですが、如何致しましょう?


 アナスタシア:拳聖帝国って?


 麗華:魔界宇宙第2位の軍事超大国ウエポニア帝国と対立している同じ軍事超大国やな。兵器を主体とするウエポニア帝国に対し武術を主体とした国や。確かあそこの魔王は・・・ハッ!い、今すぐ繋ぎなはれ!はよ〜!はよ〜!


 アリス:え?う、うん。良いよ、繋いで。


 オペレーター:承知致しました・・・


 李潤:お初にお目にかかる妾は拳聖帝国女帝李潤(りじゅん)と申す。貴国の同盟の申し出、その返答をするべく繋いだ次第。同盟締結の条件は妾と其方が拳を交え妾に勝てばと思ったが、気が変わった。貴国の同盟の申し出、快くお受け致す。


 アリス:ほ、本当ですか?


 李潤:妾に二言は無い!其方を一目見て我が国と同盟を結びたくなった!


 アリス:あ、有難うございます!


 李潤:うむ!其方は数々の死線を潜ったにも関わらず、王の大きな器を持つ良き王のようだ♪


 麗華:アリスはんグッジョブどすぇ♡


 李潤:今はカントリア戦を控えていたのであったな。貴殿はそちらに集中なされよ。


 アリス:はい!


 李潤:では失礼する。


 通信を切る李潤


 アナスタシア:か〜な〜り美人さんだったね麗華?


 麗華:綺麗やったわぁ〜、凛々しいわぁ♡


 アナスタシア:駄目だ、全然聞いてない。





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