第23話蒼の都の港
シャークハルト共和国と同盟を結んだシルフィード王国。共和国との海上貿易を行うために蒼の都の港区の建設が急ピッチで進められていた。
魔界時間12:36 王国南方エリア 蒼の都 港区 南洋建設 王国支社
南洋建設支社長:港区の建設も大分進んできたな。
秘書:はい、シャークハルト共和国国営造船所 も完成し、対カントリア戦の女王専用艦の建造も始まりました。
カリン:海上貿易が始まれば国の経済も円滑にいきますね♪
南洋建設支社長:こ、これは!サウスバーグ公爵閣下⁉︎
秘書:大灯台も完成し、貿易会社も建設ラッシュが始まっております公爵閣下。
カリン:東方エリアの航空貿易に加え、西方エリアの次元貿易、北方エリアの航宙貿易。その先駆けとして同盟関係を結んだ共和国との海上貿易が先に確立出来たから幸先良いですね♪
南洋建設支社長:確か、6大魔王様のNo.2の6つの超大国に対立しているもう1つの超大国と同盟を結んでおこうという国の基盤強化計画・・・でしたな。
カリン:そです。これまで歴代の新人魔王の皆さんがあっさり超大国に蹂躙され滅んだ理由が対立超大国との同盟を結んでいなかった事にあります。
秘書:6つの超大国と同格の強さを誇るもう1つの対立超大国が味方についていれば6大魔王No.2の超大国は迂闊に手が出せず尚且つ、国を強化出来るとそういうわけですね。
カリン:はい〜!その通りですぅ〜♪
南洋建設支社長:これは旭野外相の案で?
カリン:ご名答〜♪
南洋建設支社長:やはり、自国を潰されてても尚グローバリア公国から深淵の森を守った采配は感動すら覚えました!
同時刻 ミストラント海運 本社
副社長:本社ビル完成御目出度う御座います社長!
海皇社長:うむ、いち早く本社をここシルフィード王国に移転したのは正解だった。
副社長:流石は社長!シルフィード王国への本社移転計画が始まった途端に対グローバリア公国戦に逆転勝利。これは幸先良いですなぁ♪
海皇社長:しかもこの港区の建設会社は南洋建設の独占状態!そのお陰のこの一等地だ。
副社長:柴崎海運もシルフィード王国へ進出を計画していた様ですが。出遅れた様で。
海皇社長:このリードは実に大きいぞ‼︎
また同時刻 海都銀行 シルフィード支店
秘書:上手くランドスター銀行を出し抜く事が出来ましたな♪
海原支店長:あぁ、ランドスター銀行は実に手強い。先手を取れたのは大きい成果だ!
秘書:この国はまだ発展途上、これから多くの企業や金融機関が参入してくるのは確実だですね。
海原支店長:企業・金融機関にとってこの国は『宝の山』だからな。気合いを入れていかねばな。
秘書:そうですね!
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