第6話学界の魔女
首都圏都市開発で新たに加わった財政大臣 鈴峰 麗華(すずみね れいか)と共に進められる中、軍務大臣 雹堂 静香(ひょうどう しずか)より科学大臣候補の人物の到着が告げられる。その人物は『学界の魔女』と呼ばれる者であった。
アリス:国の通貨はこういう感じでいいよね?麗華ちゃん。
麗華:麗華ちゃん?
アリス:あ、嫌だった?
麗華:そんな事あらへん、親しみ易くて嬉しいわぁ〜♡
迫る麗華の間に割って入る静香
静香:お・た・の・し・みの中悪いけど良いかしら?
睨みつける麗華
麗華:ホンマ空気の読めへん人やなぁ〜。で?何なん。
静香:この前言ってた『科学大臣』候補が今しがた到着したわよ。
アリス:え?ホント!
静香:外に控えてるけど、入ってもらって良いかしら?
アリス:うん!
麗華:この上まだ余計なライバル増えるんえ?
静香:良いよ、入って。
白衣の美女:ほぉほぉ、これは面白い面々だねぇ〜。雪女に死神、吸血鬼に貧乏神とは♪
麗華:そ、ソフィア⁉︎
静香:おや〜?麗華さんは彼女をご存知ですかぁ〜?
不敵な笑みを浮かべる静香
麗華:あ、アンタ、知ってて呼びはったな!
ソフィア:まぁ、『知った顔』もいる様だけど、改めて自己紹介を。私はソフィア・クルーガー。種族はガミジン。科学大臣になる者だ。因みにそこの貧乏神は私の『元カノ』だ。
アリス:ガミジンっていったら『ソロモン72柱』の超上位悪魔の中でもトップ3に入る凄い悪魔だよね♪
ソフィア:へぇ〜、その若さでその知識、やるもんだねぇ〜!気に入ったよ♪
麗華:そ、ソフィアはん。その子はウチの・・・
ソフィア:『ウチの』なんだい?独り占めは良くないなぁ〜独り占めはぁ。なぁ?麗華〜♪
麗華:ぐ、ぐぬぬ〜
静香:おお〜、あの麗華が完全に押されてる♪
ソフィア:ま、おふざけはこれ位にして、アタシの研究所は何処だい?
アリス:それなら首都の東側に既に建ててるよ♪
ソフィア:あたまの回転だけでなく、用意周到ときたもんだ。ますます気に入ったねぇ〜♡んじゃ、少し篭ってるから、必要な時に呼びな!
アリス:は〜い♪
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