第6話 その3(260文字)

【異世界転移終了】


そして私はマリーにこの世界のお茶をご馳走してもらう。

そこでマリーが、


「異世界から召喚した人間は、こちらの世界と相性がいい人たちが呼ばれるから食べたり飲んだりしても問題ないのよ」

「そうなんだ」

「逆に異世界でも大丈夫なものも、こちらに持ってきて食べたり飲んだりしても大丈夫なの」

とのことで、私はお茶を楽しむ。


それから普通に元の世界に戻されて、

「不思議な体験をしたわ。でも楽しかったかも」

そう呟いて家に帰る。


それから、私の出会った魔法使いが、“私”しか召喚できないポンコツ魔法使いだったと知るのは、それから一時間後の事だった。

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