第5話 その2(237文字)
【事情通】
どうやら事情を知っている人物に、私は声をかけられたらしい。
振り返るとそこには、魔法使いのような格好をしたみつあみの少女が一人。
「あなたは?」
「あ、私、魔法使いのマリーと言います。よろしく」
そして私は彼女に連れていかれることに。
何でも彼女が私を召喚魔法の練習で呼び出したそうだ。
「なかなかどの魔法も難しくて。でも異世界の人間を呼び出せたのは初めてだよ。すっごく高度な魔法なのに」
「あの~、私、元の世界に戻れるのでしょうか」
「うん、すぐ戻れるよ」
そう彼女に私は返されたのでした。
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