第22話 「ゴキゲンなランウェイで何より!」
■ところ 国道85号線
■じかん 004日目 11:56 〜 12:04
■たいとる 「ゴキゲンなランウェイで何より!」
ロープと板の拘束が外され、速度を保ったまま国道
しかしりらせが気になるのは父親が別れ際に言った「
「ねぇウチの家族、
「はぁ、それよりちゃんと集中シて走った方がヨイのでは」
「いや気になるよ」
「計算ミスか言いミスではないデすかね?」
「違うとおもう」
「『リラセチャンには黙ってたけど、ホントは
「いや、4人家族ですから。それでいったらホントは
「デモ大体、4人じゃない可能性がある時点でホンシツテキには
まぁ確かに、ミレイの言う事も一理ある。自分が認識してない家族がいるならそれは
「ペットの亀も入れたら、まぁ、5人家族ではあるけど」
思い当たる節は、亀くらいか。ペットの
「亀五郎!」とりらせ。
「寝てたら叩き起こされてこのザマさ。イカしたモーニングコールに参っちまうぜ」
と亀が言う。言うというか、首輪のようにぶら下げた機械からスピーカーで喋ってきた。確か、『
「リラセチャンのペット、
「いや、前まではただの
「おおっと、これは二人とも
「どこか行くの?」
「物騒なパーティーが開かれるってんでね、呼ばれちゃないけど参加するのさ。ちょっとヤンチャな甲羅だからな、ドレスコードが心配だぜ。そんじゃ、今度デートでもしようぜ。素敵な洗車場紹介するよ、ほいじゃな、オフタリサン!」
そう言って亀五郎はスピードを上げ器用なジェット噴射
りらせの左腕を、ミレイがつんつんとつつく。
「ん」と、ミレイの方を向く。
ミレイは、表情がぎりぎり見えない程度に顔を合わせないまま、
「
「こんど
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