喫煙で悩んでませんか? タバコの話(2)
煙草の話の続きをしていきたいと思います。
さて、私がパイプを愛用してるのは話しましたが、それを聞いてこう思った方がいるのではないでしょうか?「パイプって甘い匂いがするの?」と。
ある少年探偵の影響ですねコレ。自分好みの煙草の味というものがりますし創作で使うならキャラの個性を出す為にちょっと付け加えたい所ではありますが非喫煙者には分からないでしょう。
実は一部の例外を省きコンビニで売ってるような紙巻きならほとんど一緒と私も思ってたりします。(愛煙家に怒られそうですが、サンプルとして見やすいように私自身の感覚を書いておきます。あくまでこんな人も居るよってことで)
その煙草の味ですが非喫煙者でも一度嗅いだら分かってしまいそうな煙草も存在します。
私は甘い系統のいわゆるアロマ系の葉を好みますがパイプ煙草はみんな甘いと思うのは”危険”だと思います。
というのもパイプ用の煙草は色々な種類がありまして、紙巻きタバコをうんと濃くした濃厚な物や、”正露丸臭と例えられる臭いを放ち金属の味がする”ラタキア葉なんて物が有り良くも悪くも個性派ぞろいです。
もしアナタが知り合いがパイプ吸ってると聞いて甘い香りを期待し吸ってみてと頼んでみたら、実はラタキア愛好家だったなんて事になったら大惨事です。喫煙者も裸足で逃げ出すなんてオーバーに言われる事も有るくらい独特な煙草ですから。
このラタキア葉、おいしいの??と疑問に思われる方も多いと思いますが、私がラタキア系の葉に挑戦してみたところ初めは戸惑いましたが慣れると美味しかったです。
どう美味しかったかは例える言葉が見つかりませんでしたが実に危険な魅力に満ちていました。ハマる人がいるのも分かります。他では絶対味わえない至福、悪魔に魂を売るとはこういう事なのではないかと初めて思いました。(美味しかったけど臭いで社会生活に支障をきたしそうなので二度と買わないと誓いました)
煙草の味を濃くしたタイプの方がきつかったくらいです。葉の刻み方が独特なので興味を持ち買ったのですが、凄くヘビーな吸いごたえで軟な私には荷が重すぎました。(これらは私個人の感想です)
この様に個性を強い葉があるのがパイプの魅力ですが、この事も含めて新たな葉の挑戦し辛いデメリットがあります。
1パウチ千円以上のまとめ買いになるので自分の好みに合わない葉を買ってしまった時のダメージが大きいし、私にはパイプを吸ってる知り合いも居ないので誰かに譲る事が出来ずに悩んでしまった事があります。
そうなると無難なアロマ系以外手出ししづらいのでアロマ系…、というような状況になってるのが私です。たぶんこういう方は多いと思います。
本当に甘い煙草を探してるのならドライシガーやリトルシガーでキャラに会いそうな煙草を探してみるのが良いと思います。もう咥えた部分が甘くて比喩ではなく本当に甘い物があります。
ドライシガーとは要するに葉巻の一種で作品の中で”安物の葉巻”と表現されていたら恐らくこれでしょう。マフィアの幹部が端の部分を切ってから吸ってるような葉巻はプレミアムシガーになります。
プレミアムシガーは実は私は未経験なのですが、一般の方が想像するような葉巻で葉っぱをクルクルっと巻いて棒状にした物で、吸い口の部分をナイフかパイプカッターなどの専門の道具で切ってから吸う物になります。よくアニメのキャラが葉巻の端を齧り切ってから吸うシーンがあるのはこの為です。(実際にやったら口の中にタバコの破片が入るでしょう)
このプレミアムシガーは乾燥を防ぐ為に加湿器と湿度計の付いたヒュミドールなどの箱に入れて保管します(葉巻を着の箱から取り出すシーンはよく見ますよね)。携帯する際は密閉度の高い専用のケースやチューブに入れて持ち歩きます。
紙巻きの煙草でも加湿してから吸うのを好む人もいて。その際は水ではなくあえて酒など香りの強い物で加湿したりしいます。(プレミアムシガーではやらないでしょうが)
ドライシガーは似たような見た目ですが芯部分が刻んだ葉でその周りを葉で巻いた構造になってます。一本づつお菓子の様にビニールに入っている物が多く、このタイプだと湿度管理をしなくてもよくて(ドライシガーを放っておいたらバラバラになった事があるので劣化はします)、吸い口も切る必要がないのでお手軽になっています。
リトルシガーは普通の紙巻きの様な構造ですが巻いてある髪の部分が茶い煙草の混じったシートになっていて紙巻き感覚で吸える物です。(あるリトルシガーを吸ってみたところ本当に甘かった・・・)
最近300円代の安いリトルシガーが出回りましたが、それらは葉巻独特の香りがほとんど無くなく500円超える様なリトルシガーとは別物です。(実は安いリトルシガーも好きですが)
この葉巻の香りが独特で道を歩いてたら匂いがして「誰か葉巻を吸っている!?どこどこ!」とキョロキョロしてしまった事があります。
あるステルスゲームで「タバコ吸ってるの?」「違う葉巻だ」「煙草じゃない」「全然違う!」なんて会話がありましたが本当に別物です。少年兵が煙草を求めて「シガーかぁ・・・」と不満の声をもらすシーンがあるのはこの為。
私は好きですが世の中には煙草は好きだけど葉巻の香りがダメと言う人は居ると思います。実際にパイプと葉巻の喫煙を禁止した店があるそうです。
どちらにしろ禁止されてようがされてまいが個性の強い煙草だと外では吸い難いの難点です。飲み会などで吸ったりしますがやっぱり少し遠慮がちになります。
この葉巻の匂いがダメな人で甘い煙草を探している人は私のようにパイプか、手巻き(煙草の葉を自分で紙で包む煙草)でも着香されている物が多いのでそちらを探してみると良いでしょう。もうキャラメルとかチェリーとかお菓子かよって突っ込みたくなるような味付けがそろっています。(好みが分かれそうですが)
ちななみにですがアニメなどでよく葉巻をゴシゴシともみ消しているシーンがありますがアレはマナー違反で下品な行為になります。
葉巻は置いておくだけで自然に火が消えますし、もみ消してしまうと破片が散らりその破片に引火して更に煙が出てしまう原因になります。(私はもみ消したことがないので未経験です)
もしマフィアに捕まった主人公が葉巻を灰皿でもみ消すのは相手を挑発する意味があるのかもしれません。
しかし、問題なのがこの灰皿。葉巻用の灰皿は専用の物が有り長方形で端に灰が溜まる丸い窪みがあり、その窪みに向かって葉巻を置くための長い溝が掘られている独特な見た目をしています。(複数人で使えるように窪みを中心に複数の溝が掘られた物もあります)
葉巻吸うキャラの部屋にこれがなかったら、本当は葉巻を吸わないか金銭的余裕が無いのか・・・・・
アナタは煙草をどう書きますか?
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