喫煙で悩んでませんか? タバコの話(1)

 今回はタバコの話をしようと思います。


 自分の作品にタバコを吸うキャラをだしたい、けど自分は喫煙者じゃないしよく分からないと言う人もいると思います。


 そこで喫煙者である私が主に愛用している”パイプ煙草”を中心に煙草について話してみようかと思います。とは言っても喫煙スタイルは人それぞれ、煙草関係のブログや動画を出してる人もいるのでしっかり調べたいならそれらを巡ってみるのも良いかもしれません。



 ですのであくまで喫煙者の一例として読んでください、あえて主観大目でいきますのでその辺りを考慮して読んでください。




 まず私がなんでパイプ煙草を吸っているかと言うと”喫煙時間が長い”事と”安い”のが主な理由です。



 パイプを吸える時間ですが普通サイズのパイプでも1~2時間吸えますし、皆さんがよく目にする紙巻きたばこ1本分の葉が入らないような小さなパイプでも20分以上吸えたりしますので何か調べたり映画やアニメを見ながら吸うのにぴったりなんです。


 ですのでもしリアルタイムの作品でパイプを吸うキャラクターが出たら、そのキャラはパイプを吸いっぱなしで映画が終わるでしょう。




 安さについてですが、これはパイプの葉に限った話です。私は煙草ひと箱吸いきるのにだいたい3日前後なんですが、パイプ煙草1パウチ(40~50グラムの量で大体千と数百円のお値段)で3週間ぐらい吸えます。


 これだけ聞くと安く思われるでしょうが初めはこの値段にパイプ本体にその他道具をそろえなければいけない為初期費用がかかります。(私が買った初心者セットも3000円以上したきがします。※パイプ用の葉っぱの料金は別)


 ですので安さだけを求めるならパイプはお勧めしません。安く済ますには長く愛用しなければならないし吸うのにも技術がいります。小道具にこだらり出したらさらに費用がかかります。


 コーンパイプを「安いから初心者にオススメ!」などと言ってる所がありますが、コーンパイプは耐久性が低くパイプ本体がコーンの香りがするなどクセが強いので私個人としては初心者にオススメしません。(私自身はマッカーサータイプのコーンパイプを愛用していますがその上での意見です)




 あとパイプの別の魅力ですが普通のタバコや葉巻と違って葉がボール(パイプの煙草を入れる部分)に入ってますので灰がボトッと落ちる心配がないのがとても気に入ってます。吹き戻しやタンパーを使った時に舞ってしまう事も有るんですけどね。



 「吹き戻し?タンパーとはなんぞ?」と思われる方が多いと思いますのでご説明します。


 パイプは紙巻きタバコと違い一度着火したら最後まで燃えてくれるものではなく、ちゃんと火力を吸いながら調整してやらないと途中で消えてしまいます。


 この火力を調整する時に吸うだけでなく逆に息を吹き込んで火力を調整し余分な水分を押し出してやります。


 水分とは煙草に含まれてる水分と自分の息に混じった水蒸気などで、パイプですと上手く吸えないと中に水分が溜まって吸い難くなりジュルジュルを音を立てるぐらい溜まってしまいます。



 そしてタンパーですが平たい釘の頭が付いたような道具でパイプのボールに入った煙草を奥に押し込むための道具です。このタンパーを使ってある程度吸ったら隙間を埋める様に適度に葉を奥に押し込むことにより長時間吸う事が可能になります。(大体吸い終わった後の灰を掻きだす為の針の様なピックと言うパーツとくっ付いてます)



 よく創作なのではこのタンパーが省かれている悲しい存在です。



 そして作品内でパイプ煙草を必ずといっていいほど1発で着火させてますがこれは技術的に難しいです。(私もたまに挑戦し成功する時もありますがよく失敗します)


 どうしてかというと、ボールに詰めた煙草に着火させると葉が熱で盛り上がってしまって火種が遠くなり吸いごたえがスカスカになる為下の方に熱を伝えるのが難しく火が消えてしまうからです。


 ですので一度煙草を全体を焦がす様に炙り、盛り上がった部分をタンパーで整えてからまた着火して吸うほうが私は楽です。(初心者用の説明にもこの着火方法が書かれてます)




 この全体を一度炙ってから再度着火する方法を紙巻きや葉巻など他の煙草で行うのを好む方々が居ます。

 

 方燃えと言う煙草の端の部分だけ燃えてしまうのを防げますし、クールスモーキングをし(格好つけて吸う事ではなありません)できるだけ低い温度でゆっくり吸う事により煙草の香りを損なわないようにするのにも火力調整がしやすく便利だからです。


 このクールスモーキングと言う吸い方、パイプや葉巻など吸わなければ火が消えてしまうタバコでは比較的やりやすいですが、紙巻きタバコですと一度着火するとドンドン燃焼し加燃焼させて火種を大きくさせてしまうと取り返しがつかないので難しいです。(私は無理です。できません)


 パイプを加燃焼させるとどうなるかと言うとボールを持っている手が触れないほど熱くなります。パイプの素材も木やトウモロコシですから加燃焼させすぎると穴が開くそうです(未経験)。陶器製のものは熱伝導率が高く加燃焼させなくても熱いとか(陶器製は未経験です)


 小さいコーンパイプを加燃焼させてしまった事がありますが、タバコが炭の味になりました。小さすぎて着火させる時にコーンに横から刺してある木の部分(煙草の煙を通す管の役目の部分)を直接炙ってしまったのが原因だと思っています。





 煙草の香りを損なわない吸い方としてマッチで火をつける方法もありますが、発火させたばかりのマッチは頭薬(火薬の部分)の臭いがしますので、頭薬が燃え切って木の部分に火が移るまで待ってから煙草に火を付けます。



 

 ですのでマッチで煙草を付ける時にゆっくり時間をかけて吸ってるキャラクターがいても別に格好をつけているわけではなく美味しく吸う為に努力してるだけかもしれません。


 マッチの頭薬が燃え尽きるまで待ち→煙草の先全体を均等に火を付け→吸う時は加燃焼させない様にゆっくりと


 なんてかなり気を使ってますからリアルでこうやって火をつけている人を見かけたら神経使ってますのでそっとしておいてください。




 いかがでしたでしょうか? 今回はここまでにして続きはまた別の日で書こうと思っています。



 アナタは煙草をどう書きますか?

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