【資料】ヨルの談話(1)「アゼルガ七つの時代」

 うむ。おはよう。

 よく来てくれた。

 だが生憎、本日の更新はお休みである。

 作者の奴、体調を崩しおってな。

 急に寒くなってきたからか、台風で大雨の中帰路に就いたが良くなかったかは知らぬが、「おなかいたいおなかいたいまんじゅうこわい」と言っておる。

 惜しい奴を亡くしたな。


 私か。私は代理のヨルという者である。

 苗字は無い。ただのヨルだ。

 一応、ヨジュアランドという国で女だてらに筆頭魔術師を務めていることになっている。これでも、スラッジ・ウォーの英雄の一人として名を知られた存在でもあるのでな。(もっとも、現実はそう華やかでもなく、ただひたすらに惨めなものであったが――……)


 佐藤翔の旅が、地球への帰還を目指すものであるのならば、本編においても私は後々出てくる筈である。

 まあこの喋り方は、三代目肉体時のヨルであるから、作中登場時にどのような姿となっているかは、わからんがな。


 さて。

 今日は、作中で解説されるのか怪しい設定部分について、披露する為に来た。

 例によって、更新お休み日のお茶濁しシリーズだな。

 今回はHellcrawlの舞台となる世界、『アゼルガ』の歴史について、ほんの少しだけ触れよう。

 順に情報が増えていく本編の面白さを損ねないよう、触り程度にな。


 この世界の歴史は大きく七つの時代に分けることができる。


①創世

②ハイヒューマンの時代

③五王国時代

④大魔導帝国時代

⑤賢者会議と十三人の王の時代

⑥スラッジ・ウォー

⑦黄昏の時代


 ファンタジー小説に慣れ親しんだ人々であれば、文字列を見るだけで、それぞれの時代についてなんとなく想像がつきそうなレベルであるな。

 しかも見ているのが、「誰に頼まれたわけでもないのに、カクヨムのようなサイトでわざわざ有象無象の小説を拾い読みしているノベルジャンキー(そなたのことであるぞ)」なのだから、尚更である。

 経験深いそなたが想像した通りの時代が広がっていると思って、まず間違いない。


 本作はこの中の、「⑦黄昏の時代」を主な舞台としておる。

 アゼルガ全ての歴史の中で最後の時代であり、この後の世界が存在していない…?、という点がなんとも不吉であるが、本編はこれまで同様、カクヨム削除対象にならぬ程度に美少女達の尻を追いかけ回すだけの不真面目な物語であるから、あまり心配する必要はない。


 ただまあ、佐藤がぶらついているのは「⑥スラッジ・ウォー」の終結から、およそ六百年後のアゼルガである、ということは覚えておくと良いやもしれぬな。


 以上、前置きの割に、大した話はできなかったが、これで終わりである。

 次回、またこのような機会があれば、今回の続きか、あるいは『アゼルガ魔法基礎知識』辺りを披露することにしよう。

 本編がもう少し進むと、『アプレンティス=ノード』というものが出てくる筈だが、そこまでいければ、基本的な魔法についてはネタバレさほど気にせず話せるのでな。今回よりは実のある解説ができると思っている。


 では諸君。

 また会おう。さらばだ。

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