第7話:交渉

午前中は9:00ごろ起きて買い物に出かけた。

ワイシャツと革靴を買って、帰りにスーパーで食料品を買って、たまにはウィスキーでも飲むかな・・・スコッチでいいか、水も買ってと・・・重て~・・・ウォーターサーバー置こうかな・・・

連休に缶ビール飲んでると量が増えて困るんだよな・・・


そんなことを考えながら昼過ぎからゲームにログインして準備を始める

西尾には昨日の夜のうちにに連絡をしておいた、移動時間を考えて「西」で16:00ごろ合流する予定になっている。


ある程度のスキルはレベルとランクがあれば自分で作って設定出来るらしいが・・・ルール的にありなんだろうか?まあ、やるだけやってみるか・・・

アヤメが光学迷彩は使っていたからかなりゆるい気がするけど・・・

AI「スキルが登録されました」

・・・なんでもアリだな、これなら簡単に他の国も征圧できそうだが・・・


約束の時間になってアヤメがログインしてくる

ジン「準備できてるよ」

アヤメ「では参りましょう、ご主人様」

歩きながら今日の予定を話した。


西の国の入り口で入国の手続きを行う・・・

スーツとメイドの旅人って・・・いねーよな・・・

まあ、相手が機械だからそこは問題なかったらしい


アビスって・・・入国手続きとかないから人が勝手にはいってくるのか・・・

設定しておくかな・・・でも、乗り込んでくる頭の悪い奴がいないと暇なのか?


街に入ると女性が一人立っている

あれが西尾かな・・・ネームはルリだっけ?

ルリ「まってましたよ~」

ジン「お待たせ」

ルリ「・・・なんで女連れなんですか?しかもメイド」

ジン「・・・?あれ言ってなかった?魔王のメイドさん」

アヤメ「アヤメです、よろしくおねがいしますね」

ルリ「・・・こちらこそ・・・」

ジン(あ・・・想定外だったな・・・まあいいか)

ジン「これから西の王様に会いにいくけど、一緒に来る?」

ルリ「え?」

ジン「同盟を結んでおこうかと思ってね」

ルリ「そんなことできるんですか?」

ジン「たぶん」

アヤメ「相手次第ですけれどね」

ルリ「う~ん、行こうかな・・・」

アヤメ「パーティーの登録しますか?」

ルリ「あ・・・はい、お願いします。」


城の入り口まで移動して・・・門番とかいるんだな、うちの城も設定すればいいのか?武器の持ち込みは出来ないらしく・・・まあ武器もってないけど・・・ルリの武器だけ預けて城に入る。


奥の部屋まで移動して玉座に座っている人に話しかける

(・・・こいつ、ずっと座って人が来るの待ってんのか?暇なやつだな・・・)

両サイドに兵隊が配置されている


西の王「何の用だ」

ジン(偉そうだなコイツ・・・)

ジン「アビスの魔王代理です、同盟の申し入れに来ました。」

西の王「ほう?条件と見返りは?」

ジン(やっぱ、コイツ偉そうだな・・・まあいいか・・・)


指を鳴らして空間に魔法陣を起動して剣を取り出し王に投げつける、そのまま玉座に駆け寄る。

アヤメは隠し持っていたスローイングダガーを兵に投げて光学迷彩を起動する。

順番に兵が倒れていく。

剣は王の顔の横に突き刺さている

駆け寄った勢いでそのまま座っている王の胸を踏みつぶして刺さった剣を椅子から抜く。

王の首に剣を突き付けて

ジン「お前・・・自分の置かれている状況がわかってねーの?」

西の王「・・・」(口を開けて呆然としている)

ジン「それじゃ、交渉といこう」

アヤメは光学迷彩を解除して横に立っている

ジン「見返りはお前の命・・・条件はこちらが全ての主導権を持つ・・・でどうかな?」

西の王「・・・」(何が起こったのか理解できていないらしい)

ジン「征圧しないでやるって言ってるんだからやさしいだろ?」

西の王「・・・はい」

ジン「物分かりがよくて助かるよ」


アヤメはやれやれって顔でこちらを見ている。

ルリは呆然と見ているだけで、何が起こったのか理解できていない様子だった。


・・・せっかくスキル設定したのに使わなかったな・・・

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代理戦争 Iris @Iris-8800

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