第5話:自己紹介
ログインしたが彼女はいないようだ
私(拍子抜けだな・・・まあいいやスキルの設定は・・・)
せっかくなので玉座に座ってキャラ設定を・・・させてもらえないようだ
お客さんです・・・5人か・・・多いな
リーダーらしき人物「お前が魔王だな、降伏するなら・ぐふっ」
とりあえず殴った・・・剣を落として顔を押さえている。
私「代理だボケ、誰に断って偉そうにしゃべってんだ?降伏しなきゃならない理由を言ってみろ」(剣を拾いながら)
リーダー「・・・はぁ?」(混乱しているらしい・・・)
会話にならないバカだと判断して剣を振り下ろす。(・・・弱いな・・・)
私「いいぞ、かかってこい」
他のメンバーはこんな展開を予想していなかったらしくドン引きしている(・・・そりゃそうだろうな・・・)
ちょうどメイドがログインしてくる
メイド「あら、たのしそうですね」
いうより早く体が動いていのが恐ろしい・・・
スローイングダガーを取り出して装備の薄いメンバーに投げつける、腰からショートソードを抜いて鎧を着た前衛に駆け寄って・・・動きが早すぎて相手が反応できないらしく、後ろに回り込んで鎧のスキ間から剣を突き刺す、引き抜くと同時に鎧がたおれる、振り返りながら魔法を展開させようとした魔導士に投げつける・・・
私(あぶねーな・・・こいつ、どういう神経してんだ?)
メイド「その子よろしく」
そういって魔導士の一人を任せてくる
私(めんどくせーな・・・)
持っていた剣を投げつける・・・ああ、倒れた。
メイドは最後の一人、槍を持った騎士風の女に向かって走る。
槍をかわしながら正面から詰め寄ってこぶしで鎧ごと打ち抜いたようだ・・・鎧通しとか、そういうレベルではないな・・・
メイド「あら、アバターかえたの、いい男じゃない」
私「それなりに自分に似せたよ」
メイド「へー、それならリアルであってあげてもいいわよ」
私「何様だよ、おまえ」
メイド「冗談よ、あれ?あの剣あなたの?」
私「いや、お客さんの忘れ物かな・・・」
メイド「プレーヤーと一緒に消えなかったのなら所有権が移ってるから、もらっておいたら」
私「剣か・・・趣味じゃないんだよな・・・まあ何もないよりはいいか・・・武器はレーヴァテインか知らねーな」
メイド「あれ、それってかなりレアじゃなかったかな?それをもっているってことはかなりの上級者だったんじゃない?」
私「そうなんだ、弱かったけど・・・まいいか、そういえば君の名前きいてなかったね」
メイド「私の?そうでしたっけ?メッセージとかに名前でてなかった?」
私「・・・見てない」
メイド「はぁ、いまさらですか・・・アヤメです」
私「改めてよろしく、アヤメさん」
アヤメ「アヤメでいいわ・・・よく考えたら、あなたの名前もきいていなかったわね」
私「・・・やっぱり?ジンで登録してあるよ」
アヤメ「そう、よろしくねジン」
私「スキルの設定教えてもらってもいいかな?」
アヤメ「いいですよ、何にしましょうか?そうだ、街に出て買い物しながらでもいいですか?装備も変えたくないですか?」
私「あれ?出ていいの?」
アヤメ「領土内は基本的に自由に動けるから大丈夫ですよ」
私「そうなんだ、あ、いや、留守にしていいのここ?」
アヤメ「ログインしていない時は不在設定になるから変わらないみたいですね」
私「なるほど・・・じゃあ出かけようか・・・」
ゲームの中で夜の散歩か・・・
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