nextday FRIDAY
nextday FRIDAY
また同じ場所同じ時にて四人の兄妹は顔を向かい合わせ話し合う。が、その顔ぶれは少し違う…………
「…今あんたなんて言った?」
美代が正臣の肩を強く握りながら言う。天気は雲一つない快晴。太陽は自分のパワーをここぞとばかりに振り回す。
「だから、明日。トゥモローな、ここで元久の不良仲間と話し合いをするって言ってんの」
「また無謀な事を」
智嘉子は昼食のメロンパンを貪りながら首を傾げる。
「だろ?俺も止めたんだけど、こいつが聞かなくってよぉ。一方的に約束取り付けて帰ってきたから本当に来るかどうかは…」
わからねぇと龍也は付け加えた。
「まっ来るだろう」
正臣は開き直ったようにお弁当を食べるスピードを上げた。その自信はどこから…と言いたげに三人は顔を見合わせるが言葉にしなかった。
先ほどまで照りつけてた太陽はもうすでに雲の彼方に消えていった…
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます