決意と真実の章

第12話  真実を

「リン。あのね、えーっと、」

「ゆっくりでいいよ。」

「ありがとう。私、ユウカちゃんが何か知ってるんじゃないかと思ってるんだけど、どう思う?」

「うーん、確かにそうかもね。今度会ったら聞いてみようか。ね?」

「うん。そうしたいんだけど、一人だとちょっと勇気が出なくて。だから、」

「ハルの言いたいことは分かったよ。一緒に聞こう。」

「ありがとー」リンが一緒に聞いてくれると言ってくれた。その時だった、サイレンが鳴る。ショッピングモールにいたせいか、たくさんの悲鳴が聞こえる。

「珍しいね。こんな昼間からなんて。」リンが言った。

「そうだね。それに、近い。」私達はショッピングモールを出て人気のないところへ行き変身する。今回の魔獣はつがいだった。さあ、やらなくちゃ。私とリンは魔獣へ近づく。

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