第5話  平和な世界

次の日から三人で戦った。そのうち戦うだけじゃなくて放課後一緒にカフェに行ったり、買い物をしたりした。リンがテスト週間だというときには、私とミコトさんで勉強を教えたり、ミコトさんが最近はまっているというハーブティーを飲ませてもらったり、私の家でケーキを作ったりして戦いながらも普通の中高生のように楽しく過ごしていた。


「ハルちゃん、あと頼んだわよ!」ミコトさんの箱に飛び乗る。箱は空へと、ぐんぐん急上昇。そして、10階建てくらいあったビルさえも遠くに見えるほど上がったとき、

「このくらいかしら。じゃあ、箱から攻撃、お願いね!」そのミコトさんの言葉とともに私は箱から飛び降りて剣を振りかざす。潰すのではなく、切るようにして魔獣へ攻撃する。すると、魔獣は縦に二つに分断する。ミコトさん曰く、叩き潰してもまだ死なない魔獣もいるそうで、比較的小さな魔獣に多くあてはまるのだという。今回の魔獣は3メートル程で比較的小さかったので、潰すより切る攻撃をした。

私はミコトさんや、リンからのアドバイスを受け、私は確実に魔法少女として成長していった。

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