第14話「本当のこと」
身の回りの内面、内心、本音、本質、性格、こだわり、癖
それらに疲れてしまった時
本当のことを言おう
自分の中で隠し続ける分…膿んでゆく
否定されてばかりで…頑張りは当たり前のことにされて
足りないことばかり…積まれてゆく
本当のことを言おう
誰も、本当のことなんて知らないのさ
どうして、こんなに悲しいんだろう??
綺麗に拭いた壁に、また、汚れを投げつけられて
心を磨いたら、また、曇らされる
有ると助かるものは、届かず
隣の壁にも汚れが付く
君さえいればの人は、来ず
黙々とした苦しさの中に、悪天候が射す
涙や弱音は、誰かの餌にしかならず
汚れた壁に、糞を残す
もう、その壁は諦めて、立ち去ってしまえたら…
壁は心だけど、その心自体を諦めて
消化試合にして
僕の負けだと
心に層を遺し
沈黙する
本当のことを、誰かが理解してくれたら
本当の自分を、誰かが知ってくれたら
本当の気持ちに、誰かが手を届けてくれたら
本当に必要な、渇きを癒す、冷えた心を暖める、そんな便利な人を求める自分が…悲しい
死にたい と、言葉にするとき
それはもう、救いがないと悟ったときか
それはもう、ただ疲れきってしまったからか
それはもう、誰もいないと分かってしまったからか
どんな時か??
甘えられる相手がいないのか
甘えたいのか…それだけか
心の中をかき乱される、だから、本当のことだけ欲しい
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます