人鳥恋路 高坂喬一郎様 紹介文
紹介文第1作目。
「人鳥恋路」を紹介させていただきます。
ええわかりますよ。
順番おかしくね?って思っていらっしゃることだと思います。
ちょっと予想外の事態もありまして、物語を改編中の方もいらっしゃって、それであればもう改編後に改めて読ませて頂いてから紹介文を書こうと思いました。
それであれば、どっちにしろ順番が崩れるので、まだ読ませて頂いてない部分がある物語もありますので、そちらももう少し読んでから紹介を書こうと開き直りました。
ですので、少し順番はズレますが、ご了承いただければと思います。
伝統を絡めた和風ファンタジーとも呼ぶべきハートフルな物語、存分にご堪能ください。
「ぺんぎんの和名は人に鳥って書くんですよ」
リア充を忌み嫌い、ペンギンをこよなく愛する変人、岩水寺はそう言った。
「あの時私の周りにいた男子全員から告白されたわ」
肩まで伸ばした髪と切れ長な目が可愛いというよりはクールで綺麗な魅力を醸し出している、西ヶ崎は、自慢げに言った。
普通に考えれば接点すらなさそうな方向性の違う二人ではありますが、なんと二人はお互いに好意を持っているのだ。
凸凹としているような二人の恋物語、はてさてどのように紡がれるのでしょうか。
……とっととくっつけばいいのに、と八幡は二人のもどかしい恋路をやきもきしながら見守る、面白くもあり面白くないポジションにて甘んじていた。
そんな彼に訪れた運命の出会い。
それは……
「おかえり、遅かったじゃないか」
堅そうな嘴に抵抗の少なそうな流線型の体、手なのか羽なのか分からない二等辺三角形の部分をパタパタと動かしている謎の生物は、
ペンギン、だった。
ついに疲れのあまり幻覚、幻聴、幻触まで患ってしまったようだと、八幡は結論づける。
ペンギンは続けた。
「私は神だ」
唐突に訪れた神と名乗るぺんぎんとの同居ライフ。
ペンギンと風呂に入り、ペンギンと語らい、ペンギンと飯を食う生活に、慣れと楽しみを見出してきたものだったけど、
そもそも、このペンギンが神だとして、なんのために降臨されたのだろう?
「目覚めた龍が通った後には、大洪水が起きて、この大地を水で満たす。それを防ぐために数多くの龍が人間たちに殺されてきた。
でも、世の中には優しい人間の願いもあったんだ。人間も龍も、殺されないで済むようにできないのか。その願いのために、私はいるんだ」
七年に一度生まれる幻の池。
水を口に含み踊り狂う降臨の儀式。
マンションに置かれた大量のママチャリ。
一年越しのもどかしすぎる恋。
様々な事象の絡んだ一本の糸は、
八幡とペンギンに託される。
ご飯を食べた回数と眠った回数は自慢しないのに、性行為の回数だけは自慢する。これはおかしくないですか?
デートに誘え
もし彼女がプレデターだったら?
その時は狩りに誘え
女子に夢見すぎよ。私だって一人で部屋にいる時はパンツ一丁よ
ほんとですか?
嘘にきまってるでしょう
虎には竹、龍には雲、梅には鶯……私にはピクルスだな
ちょっと前に二人きりででかけたわ……そこでご飯を一緒に食べただけ
それは人のため
それは龍のため
刻々と刻まれていく決戦までの足音に、体の震えは止まらなかった。
「どんな出会いにも必ず意味があると思えてならないんだ。私と八幡との出会いにも」
「出会いなんてものは全て偶然の産物でしかないと考えてますよ」
「偶然とは神の別称だろう」
そう言って笑うペンギンは、とても温かかった。
ママチャリでかけた。雷雨を超え、苦難を乗り越え、神の力を目の当たりにして、
全てが終わったと思った時、
果たさなければならない、もう一つの使命に直面する。
「私の最大の過ちは、八幡と出会ったことだ」
ありがとう。
僕の友達。
ペンギンと奇妙な人物たちが織りなす、ペンギン系ハートフルファンタジー
出会いの全てに意味がある。
この出会いはきっと、何かのご縁
人鳥恋路
https://kakuyomu.jp/works/1177354054881877436
あなたはきっと、もっとペンギンを好きになる。
他者の作品を紹介文書くのって本当に難しいですね(疲労困憊)。
でも、どのセリフを拾おうかとか、どこを魅力として書き出そうかと考えてみることは、少し楽しかったです。
はてさてうまく紹介になっているのかはわかりませんが、この紹介文が効果を成すのかどうかは、
まさしく神のみぞ知る、といったところでしょうか。
とりあえず一ヶ月以内に水族館に行ってペンギンを見に行こうと思います。
次回、そしてふたりでワルツを
今日中にできればいいな。
順番を変えたので訂正です。
次はMagia Medicina
はっじまるよ!
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