異世界に行ったら僕の居場所はありますか? 大石 優様
この企画をやらせて頂いていると、色々なことに気づかせていただけます。
今回の企画のPV推移を見ていると、面白い発見があります。
紹介作品は残念ながら後に行けば後になるほどPVが減るかと思っていたら、意外とバラついてます。
どこで読むか読まないかを判断されるかは、タイトルでしょう。
色々な発見をここで全部書くと、それだけで記事何個分になりかはわからないため、とりあえずひとつだけ。
英語タイトル
不利ですよ!
異世界に行ったら僕の居場所はありますか? 大石 優様
https://kakuyomu.jp/works/1177354054883016036
異世界転生物って、一体いくつあるのか数えてくださる方がいたらぜひ教えてほしいです。
メチャクチャ多いでしょうね。
となると、差別化を図る独自性がどこかというところが、楽しみなポイントです。
バトルがメインに据えられる異世界ものではなく、自らが望んだタイプの転生で、チートスキルがあるどころか、そもそも魔法は使えないです。
となると、物語はどれだけ工夫して進んでいくかというところですが、主人公の独白型ですね。
面白いテンションでバカなことをするわけでなく、けっこう淡々としています。
大人主人公に強みとして、テンション重視よりは会話や思考で物語を読ませるタイプ。
これだけ読ませていただいて、本当に皆様の物語作りには頭が下がります。
展開も伏線も、匂わせる会話もよく練られております。とても論理的で、おそらくパズルのようにパーツを掛け合わせて形作るようなやり方なのかもしれません。
二人の女子は正反対の性格で、美しいコントラストを描いてます。強気系と優しい系、鉄板とは、熱く美味しいから鉄板なのですよ。
お助けキャラがチート系のかっこいいおじさんというのも、いいですね。
物作りができて精神的な支柱でもあり、やはりカッコいいおじさんキャラって、名作には必須な要素だと思います。
異世界に行っても、自分のやれることを必死に見つけ出して、身の丈にあったものを選びつつも、限界までがんばる。
そこは現代と変わらず、どこでも大切なことでしょう。
私がずっと褒めるだけで終わると思ったか←別にそういうの求められてない。
どうしても、どうしても序盤が辛かったです。
異世界転生が唐突よりはワンセンテンスあったほうがいいと思うのですが、もう異世界に行くことがタイトルでわかっているので、サクッと行こうやって思ってしまいました。
尻上がり的に面白くなっていくタイプのストーリー展開なので、論理的で思考の描写が長い序盤が、どうしてもくどく見えて、脱落の可能性が増しているように思います。
偉大なるしゅららぼんという小説があるのですが、万城目学先生の。
鴨川ホルモーや鹿男あをによしなど、名作を生み出されている作家様です。
偉大なるしゅららぼんは、正直作者を伏せて読めと言われたら、途中で投げた可能性があります。
約600ページあるのですが、面白いと感じたのは300ページを回ってからでした。
自分でお金を出して買った本だから、読みきれたのです。
改めてネット小説の序盤の大切さがわかります。
ただで手軽な娯楽だから、最初が面白くなければ、ハイさよならも簡単です。
序盤に山場を持ってこいという創作論は、特にネット小説では必要なのかもしれません。
体調が悪い時はどうするか。
そう、
B’zを聴きますよね(まて)。
歌いますよね←喉いたいって言ってたやつ。
今回は長編でしたので、もう一作くらい今日はがんばります。
ちょっと今夜の感想は、
Bad communication になってしまうかもしれませんがね?
人はいずれ、
B’zに帰るのです。
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