CAN YOU UNBABO?


私はとても幸せ者だ。


何故かって?


こんなにもマサイの人達に愛されてるんだもの。


プレゼントのエプロンも渡せたし、念願のウンバボも出来た。


これ以上は何も望まない。


でも欲を言うのならば、もっとウンバボしたい。


明日には帰らなければ行けないから、思う存分マサイ感を満喫したいじゃないか。


でも待てよ?


私、カタコトの日本語とウンバボしか言ってない気がする。


この気持ちをどうやって伝えれば良いのか…


この時マヒロは考えた。


世界の共通語って英語だよな…?


よし、試してみるか!


「CAN YOU UNBABO?」


私は戦士達に英語で切り出してみた。


すると。


「オー!ウンバボ!」


戦士達は踊りながらウンバボをしてくれたのだ。


すげぇ、通じた!


そんなこんなで感動を噛み締めつつ私達は夜通しウンバボの舞を踊り続けた。



川添さん!今奇跡が起きてるよ!


プレゼント考案も川添さんだし、土産に槍…は流石に飛行機乗ってく時引っかかるから葉っぱでも持って行くか。


酋長から譲り受けた有難い葉っぱを。


使い古しだけど喜ぶが良い!


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