博打物の駆け引きってミステリに近いと思う。

やあ、また出たよ。

最近気が付いたんだけどこの作品、自分の弱点を連ねてる文章ですよね。


つまり私は弱点だらけ。さあ、打ってこい!!

すみません、冗談です。いじめないで下さい。


さて、博打物の作品は割と昔から、多くなくとも途切れる事のない作品かなと思います。

有名どころだと漫画ですが「ざわ・・・ざわ・・・」の、あの作品が有名ですかね。

アニメにも実写にもなってますし。


博打物の作品は博打の種類は勿論の事、その博打の仕様や打つ人間の心理描写が見どころ。

心理描写を展開しつつ、時には上手く行かず、時にはあまりに有利に、二転三転する展開を楽しむものでしょう。

中には常に主人公が強すぎるという物も無くは無いですが、基本的に一度も不利にならずにずっと強いままという事は稀だと思います。


そうなると、ただ面白いルールのゲームを考えただけ、博打を知ってるだけでは話にならない。

ルールを理解した上で、登場キャラクター達が読者を引き込む行動をする必要があります。


ただ登場キャラクターが濃いだけでは博打の意味が無く、ただ博打で勝敗を付けるという話であれば、キャラがそこに在る意味が無くなってしまう。

キャラクター性もきちんと意味を持ち、その上での博打勝負。


そう考えると、何となくミステリチックな気がしました。

トリックやギミックを考え、そこまでの流れを整理し、キャラクターがそれらに翻弄され、読者はそれを楽しく読む。


物語に翻弄されるという意味で言ってしまえば全ての作品がそうかもしれませんが、あくまで今行っている博打のルールの中で、面白く見せなければいけない。

そうなると、キャラクターの行動できる条件は狭まって行く。

ルールが有れば有る程、やれる幅は狭まって行く。

そしてその定められたルールの中で、読者が「おっ」と言う様な物を見せる。


うーん、やっぱり自分にはミステリに近いものを感じます。

そしてそう思ってしまうと、ミステリが一番苦手なジャンルと思っているせいで、苦手意識が芽生えてしまいそうです。


でも実際難しいですよね、博打作品は。

ルールを知った上で、その楽しみ方、楽しくない打ち方、勝ち方、負け方、ルールの穴。

そういった物を理解した上で書かないといけませんから。

ただ勝ち続けるだけの作品じゃ、ああ、どうせ勝つんでしょ、になってしまいますからね。

結構な知識と柔軟な理解力が必要なジャンルだと思います。


限られた条件を並べ、限られた条件を自分の腕で世界を広げ、面白く見せる。

やれる方は、本当に凄いと思います。


では、今日はこの辺りで。

本当に、何回続けるんだろ、これ。

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