第16話 最初の施設
要介護度の認定が出たことを、ケアーマネージャーさんにも伝えました。
施設の情報を取って下さることと、おかんの状態もよくなっているので、老健施設でも受け入れてもらえるだろうとのことでした。
それと、医療費の上限額申請と同じように、低所得者の介護費用の上限額の申請が必要らしく、さっそく役所へ手続きに行きました。
申請内容は、医療費のときと同様です。
医療費の時に、預金が無いのも確認してもらっているので、これも割愛して、スムースに済みました。
認定証も1週間で届きました。
これで、介護費の部分の負担上限額が3万円となるようです。
そして次病院に行くと、おかんも知らん間に、部屋が代わり、階も5階の部屋へ移っていました。
この階は、退院に向けてのリハビリ段階の人専用の様です。
ケアーマネージャーさんが声をかけてきました。
「よく知っている施設から、空きが出たと、連絡もらったんですけど、そこは良いとこなのでどうでしょうか」とのこと。
場所も、職場に近い所で都合も良く、この日妻もいたので、「帰り道なので、さっそく訪問したい」と言うと、アポを取ってもらい、訪問する事にしました。
良ければそのまま申し込みすると言うと、ケアーマネージャーさんも、おそらく受け入れてもらえるでしょうとのことだった。
そして病院を出で、施設へ向かいました。
職場に近いのである程度分かっていたので、迷わずに着きました。
受付で声を掛けると、担当の方が対応してくれました。
施設内の設備等、一通り案内して貰い、設備自体も立派なと言うか、良すぎる位でしたので、何の迷いも無く、申し込みすることにしました。
いちばん気になる費用を聞くと、月8万円位ではとのことで、ギリギリ何とかなるかという所です。
この施設も同じ系列で、特養も運営されている様でしたが、今、空き待ちの人が、100人以上とのことです。
とにかく今は、老健入所を確保せざるを得ないというところです。
申込書記入と、当人の現状を記入する用紙があり、介護の必要状況や、病状的なものを記入しました。
ある程度、認知症の様子もある事は記入したが、概ね入所可能のようなお話だったので、やや安心し、本人との面談の上決定しますが、面談は、立会い不要で、こちらの都合で日を決めて実施し、結果を連絡するとのことでした。
妻も、娘達に、「家からも割と近いし、お父さんの会社の近い施設が、見つかったので、そっちに移ったらまた、見舞いに行こな」と言っていたのですが......。
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