第15話 要介護度認定届く

みんなで見舞いも、機嫌よく終え、ひとまずホッとしました。

その後も、まだ存命の、おかんの弟になるオジが見舞いに来てくれていた様です。

そこで厄介なのが、見舞いに、お金を置いていくことです。

認知症のひとつの特徴みたいなのですが、お金に執着する様です。

最近顔見ると、「お金くれ」と良く言います。

「使うとこないやろ」と言っても、「お金ないとさみしいねん」と言います。

看護師からも「お金持たさないで」と言われており、とにかく預かろうとしましたが、握って離しません。

しかたなく、1000円札を渡し、「無くしたらあかんから、これだけにしとこ」と言って、やっと交換できました。

とにかく、お金の話になると、人が変わります。

当然ながら、元々はこんな事はなく、真逆の性格です。


こんな日々が続くなか、要介護度認定症が届きました。

なんかわかりませんが、ワクワクしながら見ました。

要介護度5でした。

なかなか5の判定は出ない様なことを聞いていたので、逆にそうなんかと複雑でしたが、あくまで、立会い面談した時の状態ですので、今の状態であれば、おそらく、3か4ではないかと思います。

つまり、重めの認定を受けようと思えば、悪い状態の時早めに受ける事かと感じました。

このまま、1年間は5ですが、次更新の時は今の回復状況から見て、3か、もしかして2とかになるのではと思っておりました。

さあこれで、いよいよ、施設を探して行くこととなっていきました。

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