第9話 新米冒険者の面談とかいうコミ力度外視の能力査定

 冒険者協会で冒険者登録を行うはずだったナトだが高額な登録料を前に諦めるしかなかった。しかし、協会の受付は冒険者ギルドで冒険者パーティーに入れば、登録料を払わなくても冒険できるとアドバイスをもらった。


 冒険者ギルドの館へとやってきたナトはギルドのオーナーから個性ある冒険者パーティーを紹介してもらう。


 ランクCAの戦士パーティー、アダン。

 ランクBCのまほうつかいパーティー、アコウ。

 ランクCBの商人パーティー、ビロウ。

 ランクAAの貴族パーティー、シーズ。


 一癖のふた癖もありそうなパーティーばかりでナトは悩む。

 ――戦士、まほうつかい、そうりょ、おまけ、みたいなゴチャマゼ感のあるパーティーだったら面談も楽だったな、と思うナトであった。



 冒険者ランクCAの仕事といえば、廃墟はいきょや迷宮でたむろする“魔物退治”が有名である。

 廃墟や迷宮で集まる魔物はそこを根城にする。廃墟や迷宮に居れば、魔物達は徒党を組みやすい。ある程度、魔物達が集まれば、近くの町や村を襲い、そこを新たな拠点とし、また別の場所を襲う。

 魔物達が集団で襲撃しゅうげきしないように、人間達はあらかじめ魔物退治しておく。街や城に魔物が来ないのは、冒険者たちが“魔物退治”をうまくしているからである。

 魔物退治は冒険者にとってスタンダードな仕事であり、人間達が円滑えんかつに生活する防衛手段。そんな廃墟や迷宮にいる魔物をバサバサと倒せる冒険者の職は、勇気ある戦士なのである。


 冒険者ギルドの中央で一際大きな声で笑いながら、ビールをぐびぐび飲む男だらけの戦士パーティーがいる。

 ナトは直感的に「組みたくない」と思いつつも、今ある自分の境遇を考えるとその感情をぬぐった。

「あの、すみません」

 ナトの呼びかけに戦士は気づく。

「お、どうした? ここはこどもが来る所違うぞ」

 戦士が声をあげると、周りに居た戦士たちもナトの方へと見た。

「ここは冒険者ギルドなんですが……」

「ギルドだからって、どうしたんだ?」

「ボクは戦士さんの冒険者パーティーに入りたいのですが」

 それを聞いて戦士はほくそ笑む。

「それはうれしいね。しかし、見たところ、力がなさそうだけど――」

「力って、見た目でわかるものなのですか?」

「言ってくれるね。確かに、力は見た目ではわかるものもあれば、わからないものがある。それでオマエの力は――」

 戦士は喜々しながら立ち上がると、ナトの全身をじっと見る。

「細腕だがいい筋肉だな。特に、足の筋肉は長距離ランナー並に付いているな」

 ニヤニヤする戦士に、ナトの内心はなぜかガクブルする。

「おっと、別に取って食おうとする気はないぞ」

 ナトの筋肉具合に満足した戦士は椅子にもたれかかる。

「俺の名前はアダンだ」

 ――アダン、20代前半の戦士。男性。巨大な斧を手にし、パーティーの先陣に立つ戦いを得意とする。

「ナトです。新米の冒険者です」

「俺達の得意な仕事は魔物退治。二三日迷宮にこもる人気のない仕事だが、やる気があれば必ず報酬が返ってくれるそんなステキな仕事だ」

「戦士さん。仕事内容を教えてくれるということはスカウトする気なんですか?」

「気が早いな、いいね。やる気があることはいいことだ」

 戦士は木製マグカップの入ったビールを一気飲みする。

「しかしな、仕事の内容を教えるのとスカウトとはまた別物だ。俺はオマエが初心者に見えるから手取り足取り教えてやりたいだけだ」

「じゃあ、いらないというわけですか」

「ホント気が早いな。そんなんじゃ女に嫌われるぞ」

「おっと、アダンさんが女について語っていますよ。ただでさえ戦士は女にモテないのに」

 パーティー内の戦士が笑ったことで、アダンはムッとする。

「うるせえな。女は俺達とは違う生きモンなんだよ。男が女とイチャイチャイチャイチャできるわけないんだよ」

 アダンはナトの方へと視線を戻す。

「なあ、オマエも女って、違う生きモノだと思うだろう」

「ええ、まあ、うん」

「だろう? オマエもオレと同じ穴のムジナだ。だからモテない者同士、うまくやって――」

 アダンがその言葉を言い切ろうとすると、カウンターの方からかわいい女のコの声が聞こえてきた。

「お兄ちゃん! お兄ちゃん!」

「なんだよ、ラッカ」

 ラッカは手にしたグラスをナトに渡す。

「グレープフルーツジュース、お兄ちゃんの分ももらってきちゃった」

「何処にそんなお金あったんだよ」

「ただでくれたよ。オーナーさん」

「ちょっと、それは悪い気がするな」

「だいじょうぶ、別にいいって言われたから」

 ナトは安心してそっとグラスを口づける。

「おっ」

 ナトは口に広がる甘みに思わず、声が出た。

「でしょでしょ!」

 ナトはもう一度、グレープフルーツジュースを口にする。

「すごくオイシイな、これ。そっちももらえるか?」

「ダメ! お兄ちゃんはそっちだから」

「まったく。……うん?」

 ナトは質量感のある視線に気づくとそっちへと向く。

 そこにはさっきまでヘラヘラと笑っていた戦士たちが、顔面中のシワというシワを寄せて、嫉妬にも似た視線でナトをにらみつける。

「えっと……、えっと……」

「ナト君だっけ? 妹なの? そちらさん」

 アダンの呼びかけに気づいたラッカは頭をペコっと下げる。

「どうもすみません、妹のラッカです。お兄ちゃんが世話になっています」

「ああ、うん。よろしく」

 女馴れしていないのか、アダンは生真面目に返事する。

「ふつつかな兄ですが、みなさんが一緒に居てくれると助かると思います」

「できれば、妹さんも来てくれると助かる」

「戦士さん達と一緒に居たら変な噂が立つから遠慮します」

 戦士たちは精神ダメージを食らった。見えない全体攻撃だ。

「アダンさん、ラッカはホントはいいコなんです。ただ空気が読めないというか、コミ力がないというか」

「お兄ちゃん。わたし、コミ力あると思うけど」

「面談中、空気読まずにグレープフルーツジュースを持ってくる妹がいるか?」

「ええ? オイシいモノはみんなで分けようとママに言われなかった?」

「場所によるだろう? 場所に」

 二人は口げんかし始めると、アダンはそれを仲裁に入る。

「まあまあ、俺は気にしてないから。うん」

「すみません」

「じゃあ、仕事の内容に入るか。俺達は魔物退治で生計を立てていて、依頼主は街や村のエラい人からのものが多い。もし、キミが俺のパーティーに入るのなら、依頼主を探して欲しいんだ」

「冒険者ギルドから依頼が来るんじゃないんですか?」

「いい依頼は早い者勝ちだ。それなら冒険者ギルドに依頼が入る前に、こっちから依頼主を見つけて、依頼を俺たちのパーティーにご指名するようにして欲しいんだ」

「ボクは冒険していませんよね?」

「いや、仕事を覚えるよりも仕事を見つける方が難しいことをわかって欲しい。魔物退治は俺達に任せて――」

「ああ!!」

 ラッカは急に大声を発した。

「なんだよ、ラッカ。マズいことでもしたのか?」

「お兄ちゃんが飲んでいたの、それ!」

「うん、これがどうしたの?」

「それ、わたしの飲みかけ!」

「ああ。……え?」

「ホント、ゴメン! わたしの唾液とか汚いものがジュースいっぱいになってるでしょ?」

「別に気にしてないけど」

「でもでもでもでも!」

「いいって、もう。ボクは気にしてないから……?」

 またもやナトはベッタリとした熱量のある粘着する視線に気づき、そっちへと振り向く。……ホントは振り向きたくない。

 ――悪魔が生まれていた、感情の悪魔が。

 嫉妬を通り越して、わきあがる憎悪が戦士パーティーから生まれていた。

「え……、えっと」

 ナトは立ち尽くすと、戦士達は各々に声を上げた。

「いつでもイチャイチャするほど仲がいいことはわかったよ、うん。幸せそうで」

「おれも妹いるけど、こんなにかわいくて性格良くなかった。むしろ、害虫を見るのような目でおれを見ていた」

「なんで、こんなかわいい妹がいなかったんだろう。普通に、ごく普通に、言葉を話せる妹が……」

「ラッカちゃん。おれの義妹いもうとになってくれないかな……」

 戦士達の中には泣くヤツもいた。

「すみません、なんか悪いことをして……、えっと、アダンさん?」

 今まで停止していたアダンは急に立ち上がると、近くにあった四角いテーブルを持ってくる。

 アダンはそのテーブルを置くと、その上に腕を立てた。

「来い!」

「何を!!」

 ナトは、アダンが何をしたいのかわからず、思わずそう言った。

「アームレスリングだよ! アームレスリング!!」

「え……」

 若干引き気味のナトを尻目に、アダンは勢いが増す。

「アームレスリングは男のスポーツだ! 女、こどもはこの土俵に入ることは許されない」

「ボクはまだこどもですが」

「うるさい、だまれ」

 これ以上の野暮やぼは暴力になると恐れ、ナトは口を閉じた。

「俺は相手の力量を見るにはアームレスリングが一番だと思っている。あらゆる力に関連する筋肉、技量、身体の負荷の掛け方やなんかかんやが、このアームレスリングには詰まっている!」

「本音は?」

「ムカつくから腕を引きちぎりたい」

 ――ひがみだ! ひがんでいる!! と、パーティー内にいる戦士たちはアダンの心中を見破る。

「男ならアームレスリングを挑まれたらそれに挑むのが男! それから逃げるのはこの冒険者ギルドにおいて笑い者になるぞ!」

「ホントですか? 皆さん?」

 戦士パーティーはノンノンと首を左右に振る。

「テメエらも戦士だろう! 脳筋だろう! アームレスリング大好きファイターだろうが!!」

 戦士アダンは狂気的だ。このまま暴れると、彼のいる戦士パーティーは解散することになりそうだ。

「ええっと、わかりました。わかりました。アームレスリングしますよ」

 自分がこの事態を作ったことに罪悪感を覚えたナトはこの場を収めるために、アダンとアームレスリングすることとなった。


 部屋の中央で冒険者たちの囲いができる。

 四角いテーブルのリングで戦うは戦士と新米冒険者。

 ランクCAの戦士パーティーのリーダー、アダン。

 ちからのたね60コ食べた新米冒険者、ナト。

 二人はウォーミングアップで身体を動かす。

 ナトは軽く腰をヒネリ、足の屈伸運動をする。

「お兄ちゃん、ガンバってね」

 ナトはラッカから手渡されたちからのたねを3つ食べる。

 ナトのちからがあがった。

「アダンさん、思い切ってやってくださいよ!」

「おお、任せておけ」

 アダンはメンバーから渡された酒を飲み干す。

 アダンの判断力がめっきり下がった。


 ナトとアダンが腕を立て、お互いの手が絡み合う。

「オマエが勝ったら俺のパーティーに入っていい。オマエが負けたら――」

「パーティーに入れない」

「いや、俺のパーティーに入れよ」

「ええ……」

「かわいがってやるからよ」

 負けて入るのは絶対イヤだな、と、ナトは思った。

「ところで聞きたいことがあるんですが」

「なんだ?」

「アームレスリングって何ですか?」

 アダンは思いっきりずっこける。

「あのな、アームレスリングはな!」

「男のスポーツ」

「そうだよ。いや、そうじゃない! アームレスリングは手の甲がついたら勝ちのゲームだ」

「へぇー。力はどうやってわかるんですか?」

「わかるんだよ、それがな」

 アダンは不適に笑った。

「そこにいる嬢ちゃん、スタートの合図を取ってくれ」

「わかった」

 ラッカは持っていた賢者の杖のさきっぽを二人の手の上に置いた。

「よーい、スタート!」

 賢者の杖が二人の手から離れると、アダンは身体をテーブルにつけるように負荷を掛ける。対して、ナトは体勢を動かす、そのままに停止する。

 ――素人が、アームレスリングで必要なのは腕で押すチカラじゃなくて、身体ですべてを引くチカラなんだよ。手が手で押さえつけるんじゃなくて、腕がテーブルに引き寄せられる感覚が必要なんだよ。

 アームレスリングの知識のあるアダンは既に勝ち同然だった。

 実際、ナトの手の甲はテーブルギリギリまで近づいて、そしてピタッとくっついた。勝負アリだ。

「ヨッシャア!」

 アダンは両手を上げて喜びを口にする。

「勝った!!」

 ナトも両手を上げ、喜びの表情を見せた。

「「え」」

 両者共、驚愕きょうがくの表情で見つめ合う。

「いやいや、勝ったのは俺だよ」

「何を言ってますか? ボクが勝ったんですよ。ちゃんとボクは手の甲をピタッと付けて」

「あのね、アームレスリングは相手の手の甲をつけるの!」

「普通、競走は自分が先にゴールに着いた方が勝ちでしょう? だから、自分の手の甲をテーブルに先に付けたら勝利となるでしょう?」

「綱引きとかのパワースポーツは相手を線に出した方が勝つだろう?」

「ああ、なるほど」

 ナトは目からウロコだった。

「でも、アダンさん、テーブルの端をつかんでいたけどあれあり?」

「いいんだよ! 身体が固定しないからモノをつかむのはオーケーなの!」

「ちゃんとアームレスリングのルールを教えて下さいよ。それで勝ったか負けたか競われてもハッキリしないでしょう?」

「わかったわかった。今の勝負はノーカンでいい。練習ってことにしといてやる」

「あ、よかった。これで色々と戦略が組めるよ」

 アダンはナトがよくわからないことを言っていたが、さほどそれを大きく受け止めなかった。


 アームレスリングの再試合をすることとなった。

 アダンは腕にたまった疲労を取るために準備運動を始める。

「アダンさん、もう一回やるんですか?」

「もちろんだ」

「なんでそこまでやる気なんですか? いつもはダラダラしているのに」

「本気でやりたいんだよ。なんか、アイツには俺の力をぶつけたいものがあるんだよ」

「そこまでからかわれたのなら謝らせればいいのに」

「そうじゃない。力を隠してやがる。ものすごい力をな」

「いやいや、あんな何も考えてないワンパク小僧がそんな力があるわけが」

「あいつ、腕で押してなかったんだよ。いや、身体を引いてもいなかった」

「どういうことですか? それは」

「俺の力を探っていたんだよ。筋肉をどのように動かして、身体はどうやって動かせばいいか、それを見極めるために! 少しずつ俺の手をこっちにこっちに引かせていたんだよ」

 アダンの力であれば、相手の手の甲は一瞬でテーブルにつく。しかし、実際はそうではなく、ナトの手の甲はじわじわとテーブルについた。

「違和感はそれだけじゃない。俺がテーブルの端をつかんでいたのがインチキじゃなくて手段だと認めた。それが俺のルールだと確認しやがった」

「アームレスリングは色々とルールがありますから」

「もし、インチキするなら親指を相手の手とかつかむだろう? あいつはそんな小賢しいマネをせずに、普通にアームレスリングした」

「ルールを知っていたって、ですか?」

「ローカルルールの確認とか、俺の戦い方を見たかったとか、色々あるかもしれない。いや、もしかしたら」

「もしかしたら?」

「勝ち方を調べたかったのかもしれないな。短期間の間でアームレスリングに勝てる定石を見るために」

 アダンとパーティーのメンバーが話している一方、ナトは腕組みをし、四角いテーブルを見ていた。

「お兄ちゃん、勝ち目あるの?」

 ナトはラッカの疑問にすぐ返事をする。

「一応」

「一応?」 

「ああ、アームレスリングのルールを教えてもらったから、それを実践するだけ」

「どんなルール?」

「綱引きと同じだよ。つまり、このゲームは引く力が大事なんだよ」

 

 四角いテーブルの上にナトとアダンの腕が交差する。

 ラッカは再び賢者の杖のさきっぽを二人の手の上に置いた。

「よーい、スタート」

 スタートと合図と共に、アダンは先ほどの同じように、テーブルの端をしがみついて全力で身体を引き、その力で腕を押す。

 これで勝ちはもらった! 

 アダンは笑みを浮かべた。

 ところが、アダンの腕から力が抜けた。

 一瞬、彼の腕にはものすごい力の濁流にのまれこまれた。そして、その力に従うようにアダンの身体は流れていく。


 アダンは飛んだ。巨体が吹き飛んだのだ。

 テーブルに置いたヒジが支点となって、身体下半分が宙を舞う。そして、下半身は時の針が数十倍速に廻るようにさかあがりする。

 おかしかった。腕を見ていたはずなのに、テーブルを見ていたはずなのに、視点は天井を見ていたのだから、そりゃおかしかった。

 アダンは時がユルまったのだと思った。

 時がユルまるなんて死の直前でしか見たことない光景で、日常生活においてそうそう出くわすことはない。

 いや、出くわしたのだ。彼はその死に近い境遇に出会ったのだ。


 戦士の大きな身体はふわっと空を浮かび、シュ~バタン、と、落ちた。

「あ、アダンさん!」

 パーティーのメンバーはアダンに近寄る。

「大丈夫ですか?」

 ナトもアダンの目を見る。

「オマエ何をした? テーブルにケリを入れたのか?」

「いえ、普通にガッと腕を動かしただけですよ」

「ウソつくなよ! なんで飛ぶんだよ! 俺が!」

「いや、コイツの言うことはウソじゃありません」

 戦士メンバーの一人が恐る恐る言う。

「少年が腕に力を入れて押すと、アダンさんはテーブルもろとも空を舞いました。アダンさんが空を廻ると、テーブルが落ちて、アダンさんも落ちてきました」

 戦士メンバーが指差す方には四角いテーブルが転がっていた。

「すみません。テーブルも一緒に飛んだから手を離してしまって……、これもアームレスリングのルールだと思って」

「誰がアームレスリング中に空飛ぶか……、ローカルすぎるわ」

「じゃあ、ボクの勝ちでいいですか?」

 アダンは天井を見た。

「無効試合にしてくれ、もうわけわかんねえや」

 少し酒は控えようと心にもないことを思うアダンであった。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る