第156話 あとがき(3)
すると我が家の魔王さまは夫の俺に、「う~ん、あのなぁ~。殿~」と、訊ねてきたから。
「ん? 何?」
と、俺が言葉を返すと。
レヴィアよりもエヴァの方が先に口を開いて。
「レヴィアタン~。異世界ゲートを繋ぐ扉をどれにするのかを決めているのですか~?」
と、訊ねた。
「異世界ゲート?」
エヴァの言葉を聞いて俺は、こんな言葉を漏らすのだよ。
「うん、そうじゃ~。エヴァの言っている通りで。娘の件もあるから、儂やエヴァが以前暮らしていた世界とこの日本と繋ぐ扉を固定しようと思ってなぁ~。屋敷内の部屋の扉でもいいのだが。それだと屋敷の部屋数が減ると困るから。屋敷から外へと出る勝手口の方が良いとおもってなぁ~。それで殿に、この玄関口以外で外へと出る勝手口はないのか? と、訊ねた訳だよ」と。
夫の俺へと訊ねてきたのだよ。
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