第157話 あとがき(4)

 となれば? 俺自身も心当たりがないわけではない。


 ましてや異世界ゲートを繋ぐ扉を我が家の扉に固定をしてくれる方が俺としては都合がよい。


 俺とレヴィアとの間にできた娘とも逢うことも可能だから。


 それにレヴィアが我が家の家の扉のどれかに異世界ゲートの扉を固定したいということは。我が家の奥さまが女王をしている亜ノ国のお城から毎日帰宅をしてくれということだと思うから?


 夫の俺としてもその方が都合も良い。


 俺自身も気分的にも『ホッ』として安堵できるから。


「ん? ああ~、あるよ~、レヴィア~。家の裏にも外を出入りできる勝手口があるよ」と。


 俺は笑みを浮かべながら告げる。


「そうか~。それは、助かる殿~。じゃ、その扉にゲートを繋ぐかのぅ~」と。


 レヴィアは俺に説明をしたのだ。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る