第155話 あとがき(2)
すると我が家の奥さま二人は、営業用のハイエースから降りて。
「ほう~。ここが我が家なのだな~」
「今日からお世話になりますね。エヴァのお家さん~」と。
我が家の奥さま達二人は声を揃えたように台詞を漏らすのだよ。
そんな二人の妻の様子を見ながら俺は、「外は寒いから、家の中に入ろう~」と、優しい声色で声をかけたよ。
するとさ、我が家の筆頭奥さまであり、亜ノ国の魔王さまが、「殿~?」と声をかけてきたのだ。
だから俺はレヴィアに「何~?」と、声を返した。
「あのなぁ~、殿~。我が家の勝手口として外へと出られる扉は、この玄関口しかないのかのぅ~?」
と、訊ねてきた。
う~ん、でもさ~? 俺は妻のレヴィアが何で勝手口の数のことを訊ねてきたのか気になるから。
「ん? 家の裏にも勝手口はあるけれど。一体何に使うの、レヴィア?」
と訊ねた。
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