第57話 魔王さまと勇者さま、日本の宿に泊まるよ! (2)
宿の女将は、こんな感じで我が家の奥さま二人の容姿を絶賛してくれた。
だから俺は、嬉しくて仕方がないのと。
自分の宝物を宿の女将に自慢したくて仕方がないから。
「そうでしょ~。そうでしょ~。女将~。家の奥さま二人の容姿は日の本一だから~」
と、高らかな声色で告げたよ。
でッ、今度は苦笑い。『惚気話しはいいから』と、でも言いたい素振りをして、その後、宿の女将は。
「それはそうと? 上島さん? 奥さんは二人揃って外国のお人なのかな~?」
と、俺に訊ねてきたから。
「それはそうと? 上島さん? 奥さんは二人揃って外国のお人なのかな~?」
と、俺に訊ねてきたから。
「えっ、ああ、そうです」と、俺は言葉を返して。『ハッ!』と、思うと。
「そうなのですよ。実は二人揃って、外国生まれの外国育ちで。二人揃って箸が未だ使用出来ないのですよ。だからできれば、二人にはホークを用意して頂けると助かるのですが……」
と、慌てふためきながら言葉を返した。
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