第2話宗太郎の風が吹く
朝の6時周りに酔いつぶれた男女がいるなかビックスクーターの音が歌舞伎町に鳴り響く
このビックスクーターは、ある男が営んでいる今にでも潰れそうなキャバクラに止まった
スクーターに乗っていた男が、被っていたメットを取るとパーマをかけた銀色の髪、首に銀色ドクロのネックレス、黒のスーツを着た20代後半の男がスクーターから降りた、まさに闇金を巻き荒らす烏のように男の店の扉を蹴り開けた。
「阿賀瀬さーん甲斐金融の甲斐です残りの10万今日が返済日ですんで回収しに来ましたいるんでしょ早く目の前に来て下さいよ阿賀瀬さーん」
奥の方からガタンと音がするので近づいた。
「おい阿賀瀬そこにいるんだろ早くこっちに出てこいつってんだろはよしろや」
音がした客席の後ろを見るとカッターが胸に刺さった阿賀瀬の死体があったその横に9万5千円が散らばっていた。
宗太郎は携帯で社員に状況を伝えて来てもらった、宗太郎は散らばっていた金を徴収し会社に一旦戻り現場に急行し証拠隠滅をして警察に通報した。
あれから半年がたった阿賀瀬が死んだことは自殺と判定した、宗太郎は内心ほっとしたでも一つだけわからないことがあるそれは、
「阿賀瀬の残りの5千円はどうするかな連帯保証人は一応いるけど数万以上じゃないからなどうする赤穂」
宗太郎は残りの5千円をどうするか長年一緒にいた仲間の赤穂に聞いた。
「一応連帯保証人のところにいって相談すればいいんじゃない」
赤穂は軽く返して煙草を吸いに行った
闇の王 深鷄芋天 @hiro16929
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