第19話 真実と転移

 パウロとジョニー。二人の戦いで最初に仕掛けたのはパウロの側であった。無属性法術で身体能力を強化したパウロは、二人の間にあった距離を一歩で詰めると大上段から剣を振り下ろす。


「おっと。」


 常人ならば目で追う事すら出来ない剣閃を、ジョニーは危なげなく右に回避する。そして無防備なパウロの顔面に挨拶代わりの左ジャブを打ち込んだ。


「がっ!」

「おろ?」


 特別に速い訳でもなく、別段力が籠っていた訳でもないジャブは、パウロの顎を綺麗に捉えた。それで脳が揺れたのか、彼はよろよろとふらついている。それをジョニーは不思議そうに観察していた。


(う~ん、速さは超一流なんだがなぁ…ひょっとして戦い慣れてねぇのか?試してみるか。)


 ジョニーは己の推測が正しいかどうかを試すべく、行動に出る。右の義腕をふらつくパウロ目掛けて大振りで叩き込もうとしたのだ。


「させん!」


 それを横から割り込んだのは、”剛槍貫艦”のグスタフである。彼はいつの間にかジョニーの背後に回っており、後ろから彼の心臓目掛けて槍を突き込んで来た。対するジョニーはここで無茶をするつもりはないとばかりに素直に飛び退く。


「『癒しの水』。」

「痺れろ!『雷の矢』!」


 ジョニーが間合いを取ったところで、後衛の女性陣二人が法術を放つ。アリシアの術がパウロを癒し、”雷導師”のセシリアは二つ名の由来ともなった得意の風属性法術で牽制してくる。


「ほうほう。連携はそれなり。能力も中々。けど、経験豊富なのは二人…ってところか?特に流石は”剛槍貫艦”のグスタフだ。槍さばきはケントの野郎から聞いた通りだな。」

「あっさりと躱されたのだから褒められた気はしないがな。それよりも、あの男が私のことを覚えていたとは思わなかったぞ。」

「はぁ?何言ってやがる。ケントは『油断ならぬ相手だった』とか、『一つ間違っていれば自分が死んでいた』とか言ってたぜ。」

「…そうか。」


 グスタフはジョニーからケントの自分に対する評価を聞いて微妙な顔をしていた。完敗したという苦い記憶を自分に植え付けた本人が、実は辛勝だったと言っていたのだから。


「げ、下賤な人間の分際でッ…この私を殴るとはッ!不届き千万!」

「あ?軽ぅく叩いた位で一々キレてんじゃねぇよ、モヤシ野郎。」

「殺す!『聖なる光条』!」


 回復法術を受けて持ち直したパウロは、ジョニーの安い挑発に直ぐに乗ってしまう。彼は感情のままに神聖法術で極太の光線を放った。それはジョニーが監視カメラの映像で見たものより数倍太く、その上で速度は変わらないという恐ろしい方術である。

 まさに光の速度で放たれた法術であったが、驚くべきことにジョニーはそれを躱して見せた。それには流石にパウロも怒りを忘れて絶句してしまう。


「そんな解りやすく術を使って、当たる訳ねぇだろ。もっと隠さねぇとな。こんな感じで。」

「危ないッ!」


 ジョニーは躱しながら術を行使する。空間属性法術の基本的な攻撃術、『歪曲ディストーション』だ。その予兆は”雷導師”のセシリアですら感じとれない程に隠蔽されており、当然のようにパウロも反応出来なかった。唯一動けたのは、ジョニーの殺気を感じ取れたグスタフだけであった。


「ぐうぅ…!」


 だが、それ故に無傷ではいられない。彼の右足は空間ごと握り潰されてしまった。彼は痛みに顔を歪めながらも、目には確かな戦意を湛えて片足で立ち上がった。


「嘘…法術の発動が全く分からなかった…。」

「やっぱりか。戦場を舐めるなよ、学者の姉ちゃん。威力の高い術や発動の速い術は確かに有効だがな、それ以上に法術使いが戦うなら予兆を掴ませないように注意するってのはここ数年じゃあ常識だぜ?」


 唖然としているセシリアに、ジョニーは呆れたようにそう語る。学問として研究された法術と、戦場で洗練された法術。前者は純粋に術の極致へ至るのが目的ためであるのに対し、後者はただ敵を効率的に殺傷するのが目的だ。ならば戦闘においてどちらの技術に軍配が上がるかと問われれば、後者に決まっているだろう。


「人間風情がァ…!もう許さん!全身全霊を以って、貴様を消滅させてくれるッ!」

「ああ、そういう御託はいいから。」

「なっ、ゲハァ!」

「パウロ様!?」


 怒髪天を突くといった様子のパウロに、どこまでも冷めた対応をとるジョニー。しかもまたもや誰にも術を使う予兆を感じ取らせずにパウロの背後へと『転移テレポーテーション』すると、容赦ない力をこめて右腕の手刀を後頭部に叩き込んだ。

 ジョニーの強烈な手刀によって、パウロは変な声を出しながら吹っ飛ぶ。それをジョニーは意外そうな顔で眺めていた。


「へぇ?今ので首が千切れねぇのか。身体を弄ってんのかね?」


 ジョニーの右腕、即ち戦闘用の義腕が生み出すパワーは凄まじい。しかも彼の百足のような多関節型義腕は鞭のように撓るので、手刀だけでも戦車を叩き潰すことが可能であった。にもかかわらず、普通の人間に見えるパウロの首は千切れていない。故にジョニーはパウロが機械化人間サイボーグだと推測したのである。


「な、何故!?『隔離結界』の中で『転移テレポーテーション』が使えるの!?」

「何故ってお前…『隔離結界』は中から外に出にくくなるだけで、外側から侵入したり結界の中で『転移テレポーテーション』するのは自由なんだぜ?知らなかったのか?」


 これもジョニーにとっては常識なのだが、一般的な知識ではない。何せ、空間属性を使いこなせる者自体が希少なのだ。『隔離結界』の欠点を知らずとも仕方がない。そもそも、『隔離結界』はどこかの拠点に追い詰めた敵の重要人物を逃亡させないために設計された術なのを普通は知らないのである。…ジョニーを陥れようと画策するにあたって、仕様を理解していないのは論外なのだが。


「さぁて、手早く始末しますかね。『次元刃ディメンジョン・ブレード』。」


 戦闘中にもかかわらず、グスタフ以外の三人は自分たちの予想を超えた事態に呆けたままである。だからと言って手心を加えるほど、ジョニーは甘くない。彼は両手からあらゆる物体を切断する恐るべき法術、『次元刃ディメンジョン・ブレード』を発動させる。不可視の刃を両手に纏わせたまま、ジョニーはまたしても『転移テレポーテーション』を使用。次はアリシアの背後に出現すると、右腕を心臓に突き立てた。


「ガハッ!」

「あ、アリシ…!」


 アリシアの死を目の当たりにしたセシリアの叫びは、途中で止まってしまう。何故ならば、声を出すための喉をジョニーの左腕に貫かれたからだ。


「くそっ!『ゲート』か!」

「御明察だ。」


 グスタフがジョニーを見た時、彼の左腕が半ばまで空中に浮かぶ厚みの全くない黒い円の中に入っていた。そして同じく黒い円がセシリアの首の右側に浮かんでおり、そこからはジョニーの左腕が生えている。これが空間属性法術が一つ、『ゲート』だ。特定の座標を繋げるゲートを作り出す法術なのである。

 『転移テレポーテーション』と比較して『ゲート』には細かい違いがある。前者は自分と自分に接触している物体を指定した座標に送るだけだが、後者は法力を込めている間はずっと指定した座標同士を接続させ続けることが可能なのだ。『ゲート』を大きくすればするほど維持するのに必要な法力は加速度的に増加するが、それに目を瞑ればかなり応用が利く法術なのである。


(これで男二人は大怪我、女二人はおっ死んだ 。後は生きてるのを始末すりゃあ…)

「…もういい。」


 予想よりも遥かに弱かったが、ジョニーは油断することなく、躊躇なく殺そうとしたその時だった。勇者パウロはゆらりと、まるで幽鬼のように立ち上がる。そしてその身体から物理的な圧力を感じるほどに膨大な法力が放出され始めたではないか。


「う、うおおお!?なんじゃこりゃあ!?」

「もう、やめだ。潰す。起きろ、我が眷属共よ。」


 パウロが感情を感じさせない平坦な口調で命じると、胸に穴の開いたアリシアと喉を抉られたセシリアからも同じような法力を迸らせながら起き上がったではないか。


「…いいんですね、よ。」

「愚問だ、グリアン。貴様も疾く覚醒せよ。」

「承知致しました。」


 それまであくまでも同等の仲間のように振る舞っていたグスタフが、突如としてパウロに対して恭しい態度に変わる。そしてこちらも命じられるがままに大量の法力を纏い始めた。

 何が起きているのかさっぱり解らないジョニーだったが、行動は速かった。攻勢に出たのである。


「シッ!」


 何を以て攻撃するべきかの判断は速かった。選ぶのは当然、最も確実に敵を殺せる方法。即ち、『次元刃ディメンジョン・ブレード』である。敵性巨大生物エネミーすらも両断した空間ごと切り裂く必殺の刃を、パウロの真上に『転移テレポーテーション』して右手の貫手を突き出す。それは確かに、パウロの右の肩口を捉えて身体に突き刺さった。


「か、硬ってぇ!?」


 ジョニーは職業柄、数えきれないほどの人間を殺傷している。その経験から言うと、パウロの肉体は戦闘用擬人間兵器バトル・アンドロイドの人造筋肉を断ち切った感触に限りなく近かった。

 それだけならまだ納得できる。いや、納得は出来なくとも動揺するほどでは無かっただろう。しかし、パウロの傷口から溢れたのが血液ではなく高濃度の法力そのものであったことは驚愕を禁じ得なかった。しかもその圧力でジョニーは空中に吹き飛ばされてしまう。急いで『転移テレポーテーション』して距離をとったが、その時にパウロの傷口がビデオの逆再生のように治癒していく様を見てジョニーは確信した。パウロ達は人間ではない、と。


「無駄だ。私は…いや、我は力を解放したのだ。地を這いずる矮小な存在が、我の憑代をどうにか出来る訳があるまい。」

「あぁ?何を言ってやがる、化け物が!」

「愚かな。我は化け物に非ず。我はギルズン。『光と慈愛の神』である。そして彼らは我の天使たちだ。」


 パウロの口から飛び出した言葉はジョニーの理解を超えていた。ギルズンは神で他の三人は天使なのだと言い出したのだ。ジョニーも普段なら狂人の戯言だと鼻で笑っただろうが、先程の異常な肉体と神であると宣言した途端に彼らの背中から神々しい光を放つ翼が生えたことで何も言えなくなってしまう。


「…は?」


 彼が絞り出せたのはそんな間抜けな声だけである。そんなジョニーを無視して、パウロ改めギルズンは滔々と語り始めた。


「我の計画を…幾度か行われてきた神の計画を御破算にした罪は重いぞ、人間。」

「計画だぁ?」

「そうだ。我等のような神が力を増加させるには、人々の信仰が必要。それを集めるための計画だ。」


 ようやく思考能力が戻ったジョニーは、頭の中でこれまでの出来事が一本の線でつながったように感じた。それと同時に神が描いた悍ましい絵図計画を想像して自然と眉間に皺を寄せていた。


「まさかとは思うがよ…そりゃあ敵性巨大生物エネミーの討伐ってことか?」

「ふん。愚鈍な貴様でも、その位は理解出来たようだな。」


 ギルズンの計画。それは『勇者』として地上に降臨し、『敵性巨大生物エネミー』という人知を超えた怪物を討伐することで名声を得て、ギルズン教の信徒を獲得するというものだったのだ。


「おいおいおいおい。神ってのは随分汚ぇマネするんだな?」

「正しき神を信仰せぬ小賢しい現代人には丁度良い。」


 地道な布教活動では中々成果が上がらない昨今、分かりやすい英雄を生み出すのは確かに効果的であろう。しかし、神そのものが勇者となって自分が造り出した化け物を退治するという自作自演マッチポンプを行うのはかなり悪質だ。


「何年掛けたか知らねぇが、せっかく立てた御大層な計画を俺がぶっ潰したから腹癒せに俺を殺すってか。神ってのはスラムのチンピラよりもクソだな。」

「…暴言を吐けるのも今の内だ。貴様では我等には決して勝てぬ。」

「ああ、そうかもな。」


 ジョニーの悪態に対するギルズンの反応は、先ほどよりも穏やかであった。神としての力を解放した時点で、何を言ったとしてもジョニーに勝ち目は無いことが解っているからである。今のギルズン達からすれば人間も虫けらも変わらない。虫けらが喚くのは不快だが、圧倒的な強者の余裕はそれを嘲笑うことで相殺していたのだ。人間という器を棄てたからこその反応である。


「…何故、余裕を見せる?何故、絶望しない?」

「あぁ?普通にしてちゃあ悪ぃってのかよ。」


 にもかかわらず、怯える表情を見せないジョニーに、ギルズンは思わず苛立ちを露わにしてしまう。ジョニーは彼らの背中から翼が生えた時点で、自分では絶対に彼らには敵わない事を正確に理解していた。だがしかし、それで己の命を諦めるほど、彼は潔くはない。そんなではないのだ、最強の傭兵とは。


「もういい!貴様の顔など、もう見たくはない!消えよ!」

「おう、じゃあ消えるぜ。この世界からな!」


 ジョニーがそう言うと、今度は彼の身体から莫大な量の法力が溢れ出す。そして彼が左手を前に掲げると、一つの大きな『ゲート』が開いた。その奥には見渡す限りの荒野と原始的な集落が映っている。それ自体はただのド田舎だとギルズンも思っただろう。しかしその集落の住民がであったことに眼を限界まで見開くことになる。


「これも知らなかっただろうがよぉ、『隔離結界』の中から強引に外へ『ゲート』を開くとんだぜ。ま、行先は選べねぇから生きられる世界なのかは賭けなんだがな。」


 これはジョニーが偶然発見した現象だ。彼を殺害するために『隔離結界』が使われたことがあり、その時は結界の効果を知らなかったので即座に逃げようとした。その時、普通に術を使っただけでは『ゲート』は発動しなかったのだが、全身全霊の法力を以て術を発動すると『ゲート』の向こうに化け物同士が殺し合う地獄のような光景が広がっていたのである。

 見たことも無い化け物の姿に目を奪われて殺されかけたというアクシデントはあったが、返り討ちにした敵から『隔離結界』の発生装置を奪った後で様々な検証を行ったところ、恐らくは別の世界に繋がるのだろうという結論が出た。繋げる度に行先が変わる上、帰って来れるかどうかも解らないので『ゲート』を潜ったことはないのだが。


「見たとこ、テメェらの身体は長くはもたねぇんじゃねぇか?」

「なっ何故それを!?」

「顔の皮がひび割れてんぜ?所詮は人間如きの肉体だもんなぁ?」

「ぐっ!」


 ジョニーの言う通り、人間の肉体で神や天使の力を解放するのはかなりの無茶である。人間を遥かに超えた力に肉体が耐えきれないのだ。彼の指摘通り、顔の皮に走るひび割れだけでなく、服の下でも皮膚や内臓が崩壊し始めている。だからこそグスタフことグリアンが態々確認したのだ。後戻りはできないのに良いのか、と。それに目ざとく勘づいたジョニーは、やはりただものでは無い。


「こいつが奥の手って奴だ。んじゃ、アディオス!テメェらをぶっ殺せるようになって帰って来るぜ、神様よぉ!」

「くっ!逃がすか!」


 ジョニーは捨て台詞と共に『ゲート』に入ってしまう。その背中に向かってギルズンは極太のレーザーを何十本も放つ。そのうちの何本かは『ゲート』に入っていったものの、仕留められたとは思えなかった。


「あ、あああ、あああああああああ!!!!人間があああああああ!!!」


 捕らえる対象がいなくなった『隔離結界』の内側で、『光と慈愛の神』ギルズンは慟哭した。計画を台無しにされ、報復も出来ず、憑代も駄目にしてしまったのである。現世における全てを失ってしまった彼は、その肉体が塵になるまでただただ狂った叫び声を上げることしか出来なかった。










「ああ、畜生…。痛ぇなぁ…!」


 『ゲート』を使って異世界に逃げたジョニーだったが、その身体は満身創痍であった。最後の最後にギルズンが放った光線は、彼の命には届かなかったものの、その身に確かな傷を与えていたのだ。全身に何か所もの火傷を負った彼は、立つのも億劫な状態である。


「あ~あ。これは爺さんに殺されるな…。」


 ジョニーは半ばから溶けてしまった右の義腕を右目で見ながらそんなことをぼやく。右の義腕は彼にとって戦闘における頼れる相棒であり、これを喪失したのは右も左も解らない異世界に来た現状では一気に不安になってしまう。

 しかも右腕が破壊された時、その破片が左目に突き刺さってしまった。眼球が潰れてしまったので、確実に失明だ。これがかなり痛い。空間属性法術を使うジョニーにとって、目は空間の座標を指定するのに必要不可欠な要素だ。これを失ったということは、これまでのように『転移テレポーテーション』や『ゲート』を自在に使うことは出来ないだろう。何らかの工夫が必要だ。



「神サマ相手に啖呵切ったってのに、何てザマだ。全く、最高だぜ。」


 自虐的な事を言っているので余裕があるように感じるかもしれないが、彼の現状は決して良くは無い。むしろ逼迫していると言える。何故なら、重傷かつ右腕と左目を失った彼は今、凶悪な顔をした二足歩行の亀の集落にいるのだから。彼が襲われないのは連中が優しいからではなく、突然の出来事を理解できていないからであり、小指程の脳味噌が動揺から回復すればすぐに襲い掛かって来るだろう。食い物が湧いて出た、と。


「へっ!やってやらぁ!」


 ジョニーは残りの法力を振り絞って『次元刃ディメンジョン・ブレード』を発動。絶対切断の刃を左手に纏わせる。そして未だ動き出さない化け物たちに躍りかかった。


「絶対にん所に戻ってやるぜぇ!」








 その時、黒血人ヴァズピオ族と共に荒野で野営をしていたカゲ、即ち【天陰大神】は呟いた。


「異界からの訪問者、か?」

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