ごめんなさい……言葉より涙ばかりが出て、もう……!もう……!!
ダーシアの『あにうえ』という声が、頭から離れません!妄想だけど!!
こんなラストが待っていたなんて……ありがとうございます!本当にありがとうございます!!(語彙力死亡)
作者からの返信
トキさん……(´;ω;`)ウッ…
蛇足じゃないかなあ、伏線がうまく張れてなくて御都合主義になってるかもと悩んだけれど、これがいばらの真の解決編なのですよ……。ダーシアは登場しないけれど、でも、ダーシアが何より愛した二人は、これから幸せになれます。そしていつかきっと、兄上はダーシアの耳元で幸福な日々について話してくれるはずです。その時が来るまでは少し離れ離れになっちゃうけれど。
煮えたぎった沼のごとき愛憎劇をここまで見守っていただき、本当にありがとうございます!!!
完結おめでとうございます。
後日譚まで読めてよかったです。
前回の本編完結の時にオーラントが一切姿を見せなかったのがとても気になっていて、彼なら絶対何か兄上にとって救いになるような善良な行いをしているに違いないと信じていたので、ここまで読んで、やっぱり!と思うのと同時に、正直者が救われるというか、正直に生きてきたオーラントが幸せな家庭を築くというのがそれだけでも尊いと思って、万が一兄上やダーシアが幸せになれなくてもオーラントが最後穏やかな人生を暮らしていてくれたらいいな、などと思っておりました。
しかしオーラントは私の期待に応えてくれて、いえ私の期待以上のことをしてくれて、本当の本当に、ありがとうとしか言えないです。本当に、ありがとう。あなたがいてくれてよかった。
でも今溢れるこの涙はオーラントが兄上を救ってくれたからこそで、私は兄上が大好きなので(途中タリーヒマッマが好きとか言ってましたが本命は) 彼が赦しを得て本当によかった。
彼がこんなに苦しいのは、おおもとを辿っていけばルオーゼの王家のゆがみと彼の美しさのせいであって、彼自身が本性から悪だったわけではなかったじゃないですか。私は第一部からずっと読んできたから知ってるんですよ! パッパにも疎んじられていたこと、ザーナリアン様とも意思の疎通ができなかったこそ、変態の取り巻きたち、兄上はたくさんたくさん傷ついてゆがんでしまったのを私は知っていたので、もちろん彼も許されざる行ないをしてきましたが、究極的なところで、すべてが無にならなくてよかったな、と思います。最後に希望が残った。
兄上はパッパのようにはならないだろうな、うまくはやれないかもしれませんが……不器用かもしれませんし、これからも魔王としてばりばり政治をこなしていくのかもしれませんが、少なくともダーシアのいるところへ行くまで少しは時間が延びたのでしょう。その生が苦しいだけのものにならなくてよかった。
ダーシアも、最期の最期に一番欲しかった言葉を貰うことができたんですね。それは私にとっては大きな救いで、安らかな眠りにつけたんじゃないかな、と思います。
墓前にままどおる供えるわ~~~~
兄上はちゃんと全部ダーシアのことを分かっていたんじゃないか。ダーシアの罪はとっくに浄化されていたんだ。
兄上の一番の罪はすぐに分かっていると言ってくれなかったことでしょうね。でも彼もつらかったんだ。そこまで簡単に赦すのは人間離れして説得力がなかったんだろうし……。二人で罪を共有して生きていくんでしょう。
あるいは兄上の一番の罰はすぐにダーシアに会いに行けないことかもしれませんね。でも大丈夫、ひとりじゃない。ひとりじゃないからね。
願わくばこの子がおとなになるまでこの世の不条理から守られて育たんことを。
あるいはそれに打ち勝つ強さをオーラントから受け継いでほしいです。
体は頑丈だろう……母方の血が強く出れば……体力ありそう……
繰り返しになりますが、素敵な作品をありがとうございました!
充実した読書体験でした。
出会えたことを幸福に思います。
完結おめでとうございます!
作者からの返信
しゃしゃさ~~~ん!!! 最後の最後までダーシア達を見守っていただいて、いばらに沢山の💕愛💕をいただき、ありがとうございます!!!!!
オーラントは美人の嫁を得て、幸せな家庭を築けました! オーラントは美人を嫁にして可愛い子供に恵まれてもおつりがくるぐらいの善行を積んでるので……。オーラントがいなければいばらと兄上と王国の未来は一気に暗黒に堕ちてしまうところだったので……。オーラント、もしかして王国どころか世界を救ったのかもしれません。一つの国が崩壊すると、その余波で周辺諸国も色々ヤバくなりそうですからね。オーラントは✨救世主✨だったのです!!!
少女小説のヒーローとしては(しゃしゃさんがいばらは少女小説だと言ってくれたので、いばらは少女小説です)はっきりアウトなことを色々やらかした兄上ですが、しゃしゃさんの愛と応援あって、なんだか愛すべきヒーローになってくれたような気がします!
しゃしゃさんの想像通り、兄上はダーシアと再会するその日まで、魔王としてバリバリ政務に励んでいきます! むしろリミッターが変に吹っ飛んだ分切れ味が増して、臣下たちにとっては今までよりも恐ろしい存在に……。ワッ、臣下たちが可哀そう! ですがまあ、そこは息子が何とかしてくれるはずです。オーラントの元で幼少期を育ったから、魔王にはならない息子が……。兄上はもう一人じゃない……。あと息子は何だかんだで性欲大魔神の息子なので、色々としぶとくてパワーがあります。これでもう安心ですね……。
最後になりますが、いばらにいつもいつも惜しみない愛を注いでくださり、本当にありがとうございます! しゃしゃさんにここまで愛されたいばらは幸せな作品です。本当に、ありがとうございます……m(__)m
そういえばダーシアは散々「大好き」だなんだいってましたが、エルゼイアルのほうからダーシアに告白したことなかったですよね……(記憶が間違ってなければ)
ようやくエルゼイアルのほうから告白できて感無量です……>< うううう!!!地獄で結婚式あげて幸せになれよ!!
思うんですけどエルゼイアルの涙はわりとダーシア関連なのが可愛いですね(⌒▽⌒)
母上を殺した時も泣きたかったでしょうけど、やっぱり涙腺を崩壊させるのは妹なんですね……
このお話はダーシアがヒロインで主人公ですけど、エルゼイアルの魂の遍歴が語られてるなあ、と感じるんですよ。第一部から第三部までみてきましたが、一番成長しているのはエルゼイアルだなあと。その最中にはシスコンになったり父親の愛人を寝とったりあれやそれやあったり妹に八つ当たり()したりがあったわけですけど、でも、妹とオーラント以外他人を望まず、また子供さえも望んでいなかったエルゼイアルが、子供をそだてるようになるなんて……!
エルゼイアルはこれからたぶん恐怖の名君になっていくだろうし、カインくんを親バカ極まって不器用ながらもしっかり育てていくんでしょうけど、でも、それまでにはダーシアという一人の無力な女の子が彼の宿業に人生をかけて向き合っていたことが尊いです。
ダーシアの「兄上を待っています」、この言葉にグサッときたので再読させていただいてたのですが……。
「私の死後にどんな善業を積んでも兄上は天国に行く資格なんかない、私が待っている地獄へ来い」という、今までエルゼイアルがダーシアにしてきた様々な罪に対する最大の処断(にして最大級の愛の告白)に心が打ち震えています。ダーシアも兄上に弄ばれてばっかりではなくなったんだと喝采をあびせたいです……
本当に……本当に……大好きなお話です!!
作者からの返信
こはるさん(´;ω;`)ウッ… 兄上、ようやく素直になれたんですよ……。やはり兄上の心に棲む存在は、ダーシアだけなのです。ザーナリアン様すらも、ダーシアには及ばない。
兄上とダーシアはきっと、地獄での二番目の再会を果たしたら結婚式を挙げるはずです!!! 参列する人は誰もいないでしょうが(オーラントやカインは天国に行くので)、二人はきっと心の底から幸せに笑いあえるはずです。
こはるさんのおっしゃるように、この話は何だかんだで兄上のメンタルの成長物語でした。短気で残酷で傍若無人で、ついでにごく一部の大切な存在以外己の内側に入れようとしなかった兄上が、一度は拒絶した存在を受けいれ、そして愛するようになったのですから。
兄上はこれから、「ごく普通の」親としての愛を我が子に注ぎます。それはもうたっぷりと。兄上の親心の犠牲になるものも度々出て来るのですが、些細な問題ですよね(笑)
私も、ダーシアの「兄上を待っています」好きなんですよ~!!! プロットの段階から決めていたシーンとはいえ、ここまで至った時は号泣しながらキーボードを叩いていました。
私は個人的に、ダーシアならばめちゃくちゃ悔い改めれば天国に行けないこともないんじゃないかと思っています。そしてダーシアも、そういうことを考えたことはあるかもしれません。でも兄上は……どう考えても無理☆彡 特に(していなかったけれど)実子殺しはアカンです。しかしダーシアはこはるさんがおっしゃるように、兄上の諸々の罪を罰しつつも、兄上のことを受け入れました。私はこれを、相手を盲目的に受け入れ肯定するよりも、もっとずっと愛が深い行為だと思っているのですよ!!! そしてダーシアが兄上に罰を下せるようになるには、それ相応の成長が必要でした。いばらはダーシアと兄上がこの境地に至れるようになるまでの物語でもあったのです。二人がここに至るまで見守り、愛してくださったこはるさんには、感謝してもしきれません。ほんとうにほんとうに、ありがとうございます(*´▽`*)