大盗賊
俺は世界的に名の売れた大盗賊アルセーニュ・キャッツアイである。俺は現れるとき、手に入れるものを予め予言しておく。厳重な守衛とワナを潜り抜け、ついに念願のお宝をゲットした。
しかし、宝を手にした瞬間、俺は何を盗みにきたのかど忘れしてしまった。おそらく記憶喪失にでもなるワナにでもひっかかってしまったに違いない。
お縄になり、俺は取調室で意外なことを言われた。
「アルセーヌさん、あなたよく自分の顔をごらんになってください」
鏡にはしわくちゃの爺さんが映っている。
オレの年は60をとうに過ぎていた。
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