恋愛話


ご飯食べ終わって昼休憩。


シュンがソウヤに素朴な疑問をぶつけた。


「ソウヤ君は彼女とかいいひんの?」


「いないけど。そういうシュンはどうなんだよ?」


「いいひんよ?」


「意外だな、モテそうなのに」


「そんな事ないで?ソウヤ君のがモテそうやのに」


2人で話しているとリョウタロウが割り込んできた。


「ソウヤもシュンも俺のだろ?」


「なんでやねん!」

「なんでだよ!」


リョウタロウの一言に2人揃って突っ込む。


「ってか、リョウタロウ君は黙ってればなー」


「そこなんだよ…」


「それ程でも」


「「褒めてねぇ!!」」


頭をかいて照れるリョウタロウにまた2人して同時に突っ込んだ。


「えー、父さんは俺と結婚したいって言ってくれるんだけどなー?」


「あの人は論外だ」


「うわぁ…リョウタロウ君はお父さん似なんやね…」


リョウタロウ父の性格を分かっているソウヤと今知ってあからさまに引くシュン。


「何のこと?ところで何の話してたんだっけ?」


「「はぁ…」」


「もうええわ…」


「だな…」


恋愛話を諦めた2人だった。



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