パーティーの夜
世界有数の財閥、生野財閥当主の再婚パーティーは各界から著名人を集め盛大に行われた
パーティーの冒頭で家族として紹介された俺は自己紹介したい人達に暫くもみくちゃにされる羽目になった
「お疲れさま、ビールで良かったよね?」
甲板に逃げ出しているとロングのドレスを着た白田先生が笑顔でやって来た
「サンキュー、もう疲れたよ」
「でも綺麗だったな、月城先生のお母さま」
「ウェディングドレスだからだよ」
「良いなぁ…私はいつ着れるんだろうな」
「俺で良ければいつでも」
隣に立った白田先生とそんな他愛もない話をしてた
「私もこんなパーティーしてみたい」
「俺とならいつでも」
二人で笑う
「月城先生遠くに行っちゃったじゃない、神楽女学院理事長の息子よ?私なんかより…」
白田先生が最後まで言う前に里奈と七瀬がやって来た
「やっと見つけた、皆探してるんだからね、早く戻るよ」
七瀬と里奈に両腕を掴まれ引き摺られ俺は会場に戻った
…この時七瀬が白田先生にあかんべーをしたのを知るのはもっと後の事だった
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