ゲーム差について
※解説は間違っている可能性があります。あらかじめ、ご了承ください。
●ゲーム差(GB/Games Behind)とは
同リーグや同地区のチームの「勝ち越し数(貯金)の半分」を比べて、順位が上のチームと下のチームとの差を表すもの。
「1ゲーム差」「2.0ゲーム差」「ゲーム差3.5」のような言い方をする。
(声に出す際は「.0」を省略する事が多いかも)
メジャーリーグでは「.5」の代わりに「1/2(2分の1)」を使う事も多い。
「15勝4敗」と「11勝7敗」であれば、ゲーム差は3.5になる。
・15勝4敗→貯金11→貯金の半分は5.5
・11勝7敗→貯金4→貯金の半分は2.0
・両チームのゲーム差:5.5-2.0=3.5
勝ち越し数が同じならゲーム差はない。「10勝4敗」と「8勝2敗」であれば、どちらも勝ち越しが6なので、ゲーム差は0になる。
勝ちと負けの合計が同じであれば、勝ち数の差がゲーム差と同じになる。「15勝5敗1分」と「12勝8敗3分」であれば、どちらも勝ちと負けの合計は20であり、ゲーム差は勝ち数の差と同じ3(3.0)になる。
1位と2位のゲーム差が2.0であれば、2位のチームが「直接対決で2試合(2ゲーム)勝てば」ゲーム差がなくなる。
※ただし、何勝何敗何分けかによって勝率が変わるため、ゲーム差0でも順位が違う事はある。
「1位と比べた時のゲーム差」が使われる場合と「1つ上の順位と比べた時のゲーム差」が使われる場合がある。
個人的には、1位とのゲーム差の方が分かりやすいと思う。1つ上との差だと、それより上のチームとの差を計算するのが面倒。1位と6位との差を計算するなら、足し算を5回する事になる。
プロ野球やメジャーリーグの場合、チームによって試合数の消化具合に差が出る。他のチームが試合をしている日に移動をするチームもあれば、雨で試合が中止になるチームもある。
このような事情もあるので、プロ野球などでは「何勝差か」ではなく「何ゲーム差か」を見る事が多い。
●ゲーム差の変化
2.0ゲーム差の1位と2位が直接対決をするとして……
・1位が勝つ:ゲーム差が1広がる(3.0ゲーム差)
・2位が勝つ:ゲーム差が1縮まる(1.0ゲーム差)
・引き分け:ゲーム差に変化なし(2.0ゲーム差)
直接対決ではない場合は……
・1位が勝って2位が負ける:ゲーム差が1広がる(3.0ゲーム差)
・1位が勝って2位が引き分け:ゲーム差が0.5広がる(2.5ゲーム差)
・2位が勝って1位が負ける:ゲーム差が1縮まる(1.0ゲーム差)
・2位が勝って1位が引き分け:ゲーム差が0.5縮まる(1.5ゲーム差)
・両チームの試合結果が同じ:ゲーム差に変化なし(2.0ゲーム差)
1位に試合がなくて2位に試合があった場合は……
・2位が勝つ:ゲーム差が0.5縮まる(1.5ゲーム差)
・2位が負ける:ゲーム差が0.5広がる(2.5ゲーム差)
・2位が引き分け:ゲーム差に変化なし(2.0ゲーム差)
●プロ野球のゲーム差は変?
引き分けがあるプロ野球では、引き分けた試合数を全体の試合数から除外して計算する。
(メジャーリーグでは、よほどの事がない限り、引き分けにはならない。延長無制限で決着をつけるのが基本)
「12試合で4勝6敗2分」なら「10試合で4勝6敗」として勝率を計算。「12戦4勝=勝率3割」が「10戦4勝=勝率4割」になる。
引き分けがあるプロ野球では「ゲーム差的には勝っているはずなのに順位が下になる」という事態が起き得る。このような場合、ゲーム差はマイナスになる。
※試合の消化具合に差が出るため、シーズン途中であれば、メジャーリーグでもゲーム差がマイナスになる事はある。
ゲーム差はアメリカから輸入した概念だが、メジャーリーグでは(基本的に)引き分けがないのに対し、プロ野球では引き分けがある。そのため、アメリカでは起こり得ない事が日本では起きてしまう。
NBAでもゲーム差という概念が使われているが、バスケットボールも引き分けがないので、プロ野球のようにゲーム差が変になる事はない……はず。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。