野球関係の解説 ※解説は間違っている可能性があります

〈ルール〉

ストライクゾーンについて


※解説は間違っている可能性があります。あらかじめ、ご了承ください。



●ストライクゾーンとは

 ホームベース上の空間内に設定されるゾーン。平面ではなく立体。数学っぽく言うと五角柱。

(正面から見ると四角形で、上から見ると五角形になる)


 ストライクゾーンの横幅はホームベースの横幅と等しいので変化しないが、縦幅はバッターの体格およびフォームによって変わる。


 フォームが同じであれば、バッターが大柄であるほどストライクゾーンは縦に大きくなり、バッターが小柄であるほど小さくなる。


・ストライクゾーンの1番上の高さ

 打つ姿勢を取った時の「打者の肩の上部」と「ズボンの上部」の「中間」の高さ(だいたい胸のロゴくらい)


・ストライクゾーンの1番下の高さ

 打つ姿勢を取った時の「ヒザ頭の下部」の高さ


※打つ姿勢:踏み込んだ時(上げた足を下ろした時)の姿勢の事。


※肩:肩関節なのか三角筋なのか、具体的にどの部分を指すのかは不明。MLBのルールでは「the top of the shoulders」と複数形になっているので、両肩の内の高い方を基準とするかもしれない。MLBのルールブックの絵を見ると高い方が基準になっている。なお、その絵ではキャッチャー側の方が高い。


※ズボン:MLBのルールブックの絵を見ると腰側が基準になっている。通常、お腹側より腰側の方が高くなる。


※ヒザ:高い方なのか低い方なのかピッチャー側なのかキャッチャー側なのかは記述が無い。絵を見ても、左右で高さが同じなので判断出来ない。


 ベルトの高さが真ん中くらいの高さになり、ベルトより低い所にボールが集まっていると「低めに集めるピッチング」と言われる。


 なお、バッターが打席の途中でフォームを変えても(ストライクゾーンが小さくなるようなフォームにしても)ストライクゾーンは小さくならないままで判定される。


 直立するようなフォームだと「打者の肩の上部」と「ズボンの上部」は遠くなり、ストライクゾーンも縦に長くなる。反対に、縮こまるような体勢だとストライクゾーンは小さくなる。


「バットをちゃんと振れるのであれば」という前提が付くが、ヤンキー座りのようなフォームだとストライクゾーンが極端に小さくなる。もっとも、普通はヤンキー座りではバットをまともに振れないが……。



●ストライクとボール

 投球の一部でもストライクゾーンを通過するとストライク。端っこをかすめるだけでもストライクになる。


 ストライクゾーンを通過せずにキャッチャーが捕ったらボールになる。


 ストライクゾーンを通過していなくても、バッターがバットを振ったらストライクになる。


 ストライクかボールかは、ルール上では、キャッチャーが捕った位置では判定しない。しかし、実際には、キャッチャーの捕球位置で判定が変わる事がある。


 なお、ストライクゾーンの周囲(上下左右)の空間は「ボールゾーン」と呼ばれている。ボールになった投球は、ストライクゾーンに触れずにボールゾーンを通過した事になる。


 ……ただし、審判によってストライク・ボールの判定にバラつきがある。むしろ、同じ審判でもバラつきがあったりする。だからモメる。



「ストライク」は「打ちなさい」という意味。


 100球中60球がストライクだったとしたら、その60球には「ファールになった球」「ヒットにされた球」「内野ゴロを打たせた球」など、バットに当たった球もカウントされる。


「ボール」は「アンフェアボール」が短縮された言葉で「フェアなボール(打てるボール)を投げなさい」という意味。ある意味、昔のピッチャーは打たれるのが仕事だったとか。



●カウント

 何ボール・何ストライクかは「2-1」「3ー0」のように表記する事がある。この2つの場合は「2ボール・1ストライク」と「3ボール・ノーストライク」の事。


 電光掲示板などには「BSO」で表示される。順に「ボール」「ストライク」「アウト」を表す。



●コーナー

 ストライクゾーンを正面から見た時の四隅を「コーナー」と言う。


 コーナーのボールは打ちにくく、打ってもヒットになりにくい傾向がある。コーナーにボールを集めるピッチングを「コーナーを突くピッチング」と言う。



●ストライクゾーンを9つに分けてみる

 一般的に、ストライクゾーンは「3つのコース×3つの高さ」の9分割にされる。


 こんな感じ(↓)です。ちゃんと表示されるか分からないけど……。


※横組み表示でご覧ください


      ───────

      │1│2│3│

      ───────

 左打席← │4│5│6│ →右打席

      ───────

      │7│8│9│

      ───────



 1:左バッターのインコース高め/右バッターのアウトコース高め


 2:真ん中高め


 3:左バッターのアウトコース高め/右バッターのインコース高め



      ───────

      │1│2│3│

      ───────

 左打席← │4│5│6│ →右打席

      ───────

      │7│8│9│

      ───────



 4:左バッターのインコース中段(真ん中内側)/右バッターのアウトコース中段(真ん中外側)


 5:真ん中(ド真ん中)


 6:左バッターのアウトコース中段(真ん中外側)/右バッターのインコース中段(真ん中内側)



      ───────

      │1│2│3│

      ───────

 左打席← │4│5│6│ →右打席

      ───────

      │7│8│9│

      ───────



 7:左バッターのインコース低め/右バッターのアウトコース低め


 8:真ん中低め


 9:左バッターのアウトコース低め/右バッターのインコース低め



※「インコース」は「内側」や「内角」や「インサイド」とも言う


※「アウトコース」は「外側」や「外角」や「アウトサイド」とも言う


※「インコース高め」は「インハイ」とも言う


※「アウトコース高め」は「アウトハイ」とも言う


※「インコース低め」は「インロー(「印籠」ではない)」や「膝元」とも言う


※「アウトコース低め」は「アウトロー(「outlaw(無法者)」ではない)」とも言う

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