13話目 クルセルト2日目

「おはようマモリ」

「おはようリン」

俺達は魔法をして仕事を探すために村を散策することにした。

周りには一階建てのプレハブ小屋のようなものがたくさんあった。他にはちらほらと食べ物屋と八百屋のような場所があった。

「んーどこにも仕事が出来そうな場所がないな」

「そうだねーどうする?」

「主人、主人」

「なんだ?ナロ」

「主人はマップをだす魔法が使えるはずだよ」

「まじか教えてくれ」

「マージ・ジロマ・アジーロだぞ」

「分かった『マージ・ジロマ・アジーロ』おっこれか」

魔法を唱えるとマップが出てきた。

「ここから一番近くて良さそうなのは・・・

集会所があるねそこにしよう」

集会所は他のところに比べて魔界のモンスターがたくさんいた。

「あのう私達昨日クルセルトに来たんですけどお金がなくて・・どれがいい仕事ですか?」

「遠くから来てくれたんだのう。若くて強そうな二人だったら、んーここら辺がいいんじゃないか?」

俺達の質問に答えてくれた。おじいさんが教えてくれたものは

「『やってくる勇者を討伐3人1000セント』これは俺達が気まずくなるからきゃっかな。

『魔王の護衛5000セント』こんな田舎の村に魔王くるのかよ!高いけどでも普通に考えていろいろダメだろ。

あとは・・・これか

『隣の村の畑を手伝う2000セント』なぜだか分からないが意外に高いな。これにしていいかリン?」

こくりとうなずいてくれた。

受付に紙を出すと

「これは魔法がある程度使えるかたではないといけないのですが・・・」

俺が『フラッシュ』と唱えると辺りがまばゆい光に覆われた。

「ありがとうございます‼ちなみにあなたは光属性なんですか!?」

「え?属性?」

くいくいと服が引っ張られたのでそちらをみるとナロだった

「主人はそのペンダントの力で全属性、全魔法使えるが普通は属性があってまあ、あとで詳しく話すから今は初期魔法ぐらいは全属性使えますけどとか言っとけ」

ナロに小さな声で言われた。

「私は初期魔法ぐらいなら全属性使えます」

「ぐらいなんて言わないでください!十分すごいです。ではクエストを処理しますクエストは明日からです。がんばっください!」

と言われた。悪魔とはいえ嬉しかった。

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