12話目 クルセルト1日目

「やっとついたー」

俺達は一週間の移動のすえここ、クルセルトにやっとの思いでついた。

「主人『アセラント』って言ってくれそれが変化呪文だ」

「分かったナロ

『アセラント』」

ぱっとみ自分の体は変わったように見えなかったが変わったのか?と思いリンをみるとリンかはダークエルフに変わっていた。

「お前かっけーな」

「なにゆってんの?マモリもサキュバスに変わってるよ?」

「自分には見えないが他のものからは違う姿に見える。主人私はどうなっている?」

ナロをみるとドラゴンに変わっていた。

「ナロはドラゴンだな」

「もう一度いうと元の姿に戻れるぞ。効果は1日だから毎日言うのを忘れないようにな」

「りょーかい」

クルセルトには特になんもなかった。田舎みたいだ。今は夕方になっていたので、宿を探すことにした・・・


「あったな一軒だけ」

宿についた頃には夜になっていた受付のコボルトのおっちゃんに

「お似合いの若夫婦だねー

ここ以外にこの村には宿はないから内装は勘弁してねー

ここには旅で来たのかな?」

「そうです。ちょっと滞在しようと」

「どのくらいやー」

「取り合えず1週間お願いします」

「わかったわー夕御飯は食堂ででるから100セントな」

「安いですねーえっと・・・・あ」

「どうしたん?」

「ここには来たばかりでお金が・・・」

「じゃあ後払いでえーわここは田舎だけど職はあると思うわー」

「ほんとにありがとうございます!」

部屋のキーを貰うと気づいた。1部屋??

「マモリしょうがないよ夫婦に見られてるみたいだし」

「リンがいいならいいか」

「明日は職を探さなきゃな」

「まさか魔界で働くとは思わなかった」

「じゃあまた明日な」

「「おやすみー」」

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