第10章終了時点 主要キャラ解説②

 そのにでございます。

 ネタバレを多大に含みます。










教授:『王都愛猫会書記』

基本的に四半世紀、悪巧みしていた人。疲れたので引退。

以降、研究室引き籠り生活(王都食べ歩き+王都愛猫会活動含む)をしていた。

だがしかし、表向きは王命で無理矢理持たされた学生二人が規格外に過ぎ、以来、多忙な毎日を送っている。

全キャラ中、アンナさんと並んで謎な人。まぁ、人ではある。

未だ一度も魔法を披露していないものの、書籍版では明記した通り、存在だけで叛乱決行を躊躇うレベルの怪物。しかも、容赦がない。『勝てば全ては歴史に消える』と平然とのたもう。

敵に回せば恐ろしいけれども、味方ならば頼もしい。そんな御方。

※華の独身。

※アレン達後の学生達も、問題児ばかり。『は・か・ら・れ・た!』と気づいたのはテト嬢達世代が入って以降だった模様。

※怖い人ではあるものの、良識を維持している。傑物だと思う。


アンコさん:『研究室絶対権力者(裏)』

教授の使い魔な黒猫様。

作者、編集さん、読者様からも『さん』付けで呼ばれる。いやだって、アンコさんはアンコさんですし?

奇襲とはいえ、リディヤを拘束している時点でその実力は凄まじい。研究室時代も、何十回か捕縛していた模様。

アレンとはとても仲良し。ブラシをかけてもらうのを好む。何時の日か、cura先生に描いてもらいたい。

※場にいると和む為、出したくなるものの、バランスブレイカーなので難しい。

※この子の正体に気付いたら凄い。


アリス・アルヴァーン:『最後の勇者』『大公』

名実ともに、人側最強な少女。現世で唯一、オリジナルの大魔法『天雷』を使う。

その使命は『世界』に仇なす存在を討ち果たすこと。暴走した竜とか、悪魔とか、その他諸々。

作中、明確にリディヤを打ち負かした数少ない人物。その後、アレンと喫茶店でお菓子を食べた。

※作中、最も過酷な運命を背負っている。

※アレンに向けているのは、愛情ではなく、もっともっと深い。

※腰に提げている古い剣は『雷龍の剣』。


アンナ:『リンスター公爵家メイド長』『元死神』『リディヤ御嬢様、リィネ御嬢様を陰日向から御見守りする会会長』

我等がアンナさん。とても物知り。戦歴豊富。メイドとしては、ハワードのシェリーさんに次ぐ能力。そして、茶目を忘れない。

……ないのは、胸(検閲済)。

元々は帝国諜報部門にいて、グラハムさんやシェリーさんともやりあっていた。

ある時、リサさん暗殺の命を受け、王都のリンスター屋敷に忍び込み……寝返り★

以降は、リサさんの片腕として日々楽しく御仕事をしている。なお、当時はメイドじゃなかった。

※今のところ、出てきている人物では一番年上。魔王戦争従軍者。生前の『流星』も知っている。ただし、話したことはない。

※この世界のあらましをある程度(つまり、あり得ないレベルで)知っている。

※どの未来線でも御健在。


リサ・リンスター:『血塗れ姫』

リンスター最高権力者。リチャード、リディヤ、リィネ、の母上。

作中最強格。アレンがいないリディヤだと、剣すら抜いてもらえない。

とても愛情深い人で、アレンを実の息子同然に思っているし、また恩義を感じている。エリンさんと仲良しで文通したり、贈り物を送ったりしている(というよりは、リサさんがエリンさんに敬意を持っている)。

エリンさんに会う前日のリサさんとかとても面白い。リディヤがアレンとのデート前日に、全メイドを招集して服を選ばすのと同じ。何時か書きたい。

※愛情がとにかく深い。多分、リディヤが墜ちきったとしたら、自らの手で……。そして、その後は。

故に、アレンへの恩義はとんでもなく深い。何があろうとも、リンスターは彼の味方であり続ける。

※実のところ、この人の若かりし頃のプロットも存在している。リディヤを超積極的にした感じ。


リチャード・リンスター:『近衛騎士団副長』

書籍版5巻で株価を突如暴騰させた、リンスターの長男坊。

初登場以来、読者様が『道化役の兄貴か~』と判断される中、cura先生は2巻原稿を読み『こいつはカッコいい男だ』と見抜かれていた由。慧眼に過ぎる。

ああ、6巻でも更なる暴騰が待っております。乞う、御期待!

※祖母・母親・妹、があれなんで、能力的に劣っているように思われがちなものの、歴代を見渡せば必要十分。組織運営の玄人にして、無数の実戦経験を持つ猛者です。

※けれども、次期リンスター公爵内定か? と言われるとまだ本決まりじゃない。現状候補筆頭はリディヤ。次点でリリー。ここら辺が、リンスターの怖いところでもある。『必要十分では足りぬ』。まぁ、リディヤはリンスター継がないでしょうが。お嫁さんに滅茶苦茶憧れているし。リリーさんもメイド志望だし。

※婚約者のサーシャ嬢にベタ惚れされており、結果として、あの子が侯国に容赦をしないという……。リンスターと戦争をしてはいけない。


リリー・リンスター:『リンスター公爵家メイド隊第三席』

作者の思惑を超え、最前線へとやって来た謎な自称メイドさん。

南方戦役で得た、旧アトラス・ベイゼル両侯国を治めるリンスターの分家である、副公爵家の長女。すなわち、生粋の御嬢様。

アレンとは、リディヤが夏休みに連れて来た時に遭遇。お互い、名前も知らないにも関わらず、ほぼほぼ半日、南都をデートした(その後、リディヤが思いっきり拗ねた)。

剣技、魔法でリディヤに劣るも、それ以外のスペックは全て上位互換。作中唯一、アレンオリジナルの魔法式をそのまんま使いこなす(※他の子達には精緻に過ぎ、簡易改良型を使用している。リリーさん以外で最も、近いのはテト嬢)。

リディヤが、一生懸命覚えた料理もプロ級、かつアレン好みに作る。胸も大きい。

アレンとは同族に近いにも関わらず、とても仲良し、という……『同族嫌悪』という言葉を考えてほしい。リディヤが会わせたがらないのも分かるというもの。

唯一持ち合わせていないのは、メイド服。これ、別に意地悪されているわけではなく、単に『こっちの方が可愛い』という基準で着せられている。あと、アンナさんを含む胸無し勢の怨恨。

※大化けし過ぎた子。アレンとの相性も良いので困惑してます。嫌いあえ、そこは。

※web版では場を搔き乱しているものの、書籍版では『……出していおいて良かった』枠。

※ヒロインレースに参戦させたくない。……が、この人、勝手に上がってきたのです。作者の意図ではなく。なので、どうなるかは分からない。


レティシア・ルブフェーラ:『翠風』『彗星』『元忌み子』

ルブフェーラ公爵家の先々代。『流星』の相方だった人。作中最強格。

この二百年で生き残った、数少ない『元忌み子』。当然、解いたのは『流星』。

魔王戦争の最終決戦たる血河会戦において、『流星』から無理矢理、置き去りにされ生還。

とてもとても愛情深い人なので、魔王戦争後、『流星』さんの後を追おうか迷ったものの、結局、生きることを選択した。

アレンを気に入っており、一族最優の者との婚姻を望んでいる(シェリル付のノアさんとか。まんざらでもない模様)。

※この人にも、若い頃のプロットが存在している。ただし、悲恋なので……。

※書籍版では、滅茶苦茶カッコいい見せ場を複数用意している。

※昔々、アンナさんとやり合った経験あり。


シェリル・ウェインライト:『光姫』

未来の女王様。アレン、リディヤの同期生。常識人。

本来、アレンと『運命の出会い』を果たしている子であり、彼女ヒロインな物語が始まる筈だった。

……だが、しかし。

その前にリディヤがカットイン。物語を書き替え、今に到る。

挽回させてあげたい、と作者に常々思わせているものの、御本人様があらぬ方向へ持って行く為、果たせず。好奇心旺盛な分、リディヤに後れを取っている面あり。

能力的には……アレンとリディヤと『同期卒業』を果たしている時点でお察し。アレンと組んだ場合、都市全域を把握→狙撃可能。接近戦でもリディヤとの模擬戦勝率は決して悪いものではない。

※名前は、エリーの御祖母様シェリーから。シェリルの母親は元メイドさんで、シェリーの愛弟子。

※母親は既に死去。

※ウェインライトの血が一番濃く出ているのは、神様の悪戯か。この子が『光盾』使うと、とんでもない。

※この子にもう少し積極性があれば……。

※あと、ウェインライトの『騎士』って地味だと思いません? 意味あるんですよ、全部に。



 他、ワルターやグラハムとかもいますが、次回。

 登場人物紹介、長いんですよねぇ……。

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