第10章終了時点 主要キャラ解説①

 いい加減、キャラも増えてきましたので。

 以下、ネタバレを多大に含みます。











アレン:『剣姫の頭脳』『流星』『水竜と誓約せし者』

遂に成り上がった本編主人公。未来の女王様であるシェリル直属調査官に。

これ、ぶっちゃっけ何でも出来る権限。悪用する気になれば、王国最大の権力すら得られる。ただし、本人はとても嫌がっているのでそんなことにはならない。

剣技はリディヤの稽古に付き合える水準。魔法制御においては大陸西方で白眉。魔力は人並み以下なままだけれども、後述の、アトラの力を借りている間はほぼ無敵。

リディヤと神域の水を媒介に『誓約』を結んだ為、互いの位置を把握可能+一部意思疎通+魔力を繋ぐことも容易に。

神域から持ち出した水の小瓶を所持(ティナ用)。

作中明らかにされている話を総合するに、『鍵』の能力を持つ一族の末。アリスと関係あり。精霊を解放する役回り。なお、アレンがそれを果たせなかった場合は……。

大魔法『雷狐』であるアトラを解放し、命を救い救われ、極一部、その力を行使出来るようになっている。

全対応型。超々遠距離戦にすら平然と対応してくる為、敵に回すと非常に厄介。

※神域の水、イメージとしては所謂『聖杯』の中身だと思ってください。適当に使うと非常に危険な代物です。基本的に、人が扱う代物じゃないです。

※書籍版において、作者を悩ませる一人。6巻で(以下愚痴)。


ティナ・ハワード:『忌み子』『八大精霊宿しし少女』『天才』『小氷姫』

年上勢の大攻勢に影が薄いヒロイン。お姉さん達が強い。これだけ諸々の属性を持っているのに……。

でも、大丈夫。反撃の時は来たれり。web版は10章以降。書籍版では決定的な見せ場が用意されている。

作中、魔力量ではトップ。この子が覚醒していた場合、魔王軍は世界を守る為、躊躇なく予防戦争を決意させるだろう程の才媛。

典型的な後衛。

※基本的に、作者からは相当気を遣われている。この子の為にプロットを組み直しもする。それでも、影が薄く見えるのは、紅髪のアレン大好きっ子だったり、未だヒロイン力の上限が見えない御姉様だったり、勝手に出番を奪って最前線へ躍り出た自称メイドさんが暴れるせい。おのれ。敵は強大。なれども頑張っていきたい。成長していけば良いのだから。


エリー・ウォーカー:『ハワード公爵家次期メイド長』『小風姫』

とても良い子。ハワード公爵家を支える、ウォーカー家の跡継ぎ娘。

作中、癖の強い女の子だらけな中、この子はひたむき。

あと、密かに全キャラ中最も成長速度が早い。異常なレベル。もう一属性(雷)使えるようになると、アレン以外で唯一植物魔法を使用可能になる。しかも、アレンよりも遥かに魔力は多い為、覚えた場合、脅威の桁が……。

今のまま成長した場合、史上最強の『ウォーカー』になるのは確定。年下三人娘の中で、一番素直に育っている。

……書籍版1巻時の伏線。気づいている読者様はまだいない模様。

中衛。徒手空拳。

※作者の心強い味方。出て来ると安心します。天使。

※アレンも甘やかし気味。

※ティナと組ませている関係上、中々、アレンと二人きりにさせてあげられないので、どうにかしたい。


リィネ・リンスター:『小炎姫』

とても良い子その②。リンスター公爵家次女。

姉が姉なだけに、そんなに強くないんじゃ? 疑惑があるものの、数十年に一度の才媛なのは間違いない。リンジーさん→リサさん→リディヤ、と怪物を三世代に跨って生み出したリンスターが異常なだけ。

13歳にして『火焔鳥』を使えるのは、リンスターの長い歴史上でも数えるほどしかいない。リチャードも使えないし。

※作者の絶対的味方。安心感。

※おそらく、書籍版第二部終幕時には『リィネ』派閥が力を増すと思われます。


ステラ・ハワード:『聖女』『王立学校生徒会会長』

書籍版3巻にて、ヒロイン力を凄まじく上げてきたティナの御姉様。

……おかしいな。ここまでにするつもりじゃ。

今や、完全にリディヤと人気を二分している感がある。

嬉しいけれども、作者的には複雑。どう書いても勝手に可愛くなるのはズルい。しかも、きちんとお姉さんをするのだ、この子。まるで隙が無い。いや隙があっても変換し、武器としてくる。

こ、これが正統派恋する乙女の実力か。

『聖女』とリアから呼ばれているのはそういうこと。この子こそが本物。何れ、覚醒する筈。

作中、数少ない全対応型。

※最近、作者と和解した。5巻の赤字はほぼこの子絡みだった。

※第四部中心点の一人。


カレン:『雷狼』『王立学校生徒会副会長』

アレンの義妹。お兄ちゃん大好きっ子な狼族の少女。

web版だとそこまで激しく戦闘するシーンは未だないものの、実力的にはリディヤに次ぐ位置。書籍版だと、業物の短剣を所持(とてもとても古い)。

雷属性と親和性高く、オルグレンの魔斧槍『深紫』すらも平然と使いこなす。

このままいくと王立学校次席卒業。そして、大学校進学。なお、獣人としては初の快挙(※アレンを含めれば二人目)。各キャラが濃いせいであまり気にされていないものの、あの義兄にしてこの義妹ありを地でゆく、才媛。

前衛寄り。

※可愛いのだけれども、書きにくい子。まだ、気持ちが定まってないのもあるのかもしれない。親愛と恋とで揺れ動いている感じ。5巻で後者に触れたけれど。

※リディヤを除くと、アレンと一番連携を取り易く、強い。

※何処かで、アレンとただただ、日がな一日、まったりと過ごしているのを書きたい。ソファーでくっついて、寝てるのとか。


フェリシア・フォス:『アレン商会番頭』

書籍版第二部にて、リチャード・魔王軍・ギル君と並び、おそらくは最も評価を爆上げさせるであろう、眼鏡な番頭さん。王都の中堅商家、フォス商会の一人娘。

第四次南方戦役において、リンスター公爵家及び南方諸家の兵站を統括、その名を轟かせ、侯国連合を畏怖せしめた。

アレンの隣を望んでいない。時折、背中に寄りかかれればいい。……今のところは。

戦後、婚姻の申し出が無数に来たものの、エマさんが『アレン様を倒せたら』の一言で悉く封殺している。

王立学校での成績は優秀だった。

※作中、最も書き易い子。完成されている。

※ただ、何せある種『反則キャラ』+戦闘力がない為、基本的には後方担当。


リディヤ・リンスター:『剣姫』『忌み子』『炎魔の再来』

リンスター公爵家長女。アレンの相方にして、ある意味で各ヒロイン最大の敵。作中最強格の一角。

基本的に、アレンがいないとほとほと駄目な子。彼がいて、自分を見ていてくれるならほぼ無敵。傍にいなくて、見ていてくれないと単なる強いだけの魔剣士。けれど、それを克服する気は更々ない。

彼女からすると、世界<超える必要性が端からない壁<アレン、であり、彼がいない世界に価値はなく、いらない(※勿論、身内に対する情はあり、とても深いけれど)。なので、彼から離れる、という選択肢自体が存在しない。邪魔する者は、斬って燃やすのみ。たとえ、それが世界であろうとも。

かつての『忌み子』であり、アレンと出会い命を救われたことで、呪いが止まり、神域の水を用いた『誓約』を彼と結んだことで、完全に呪いは消え、祝福に。

これ、あっさりとやってましたが、実のところ『忌み子の呪いを引き受ける』に等しい行為を、二度やっているわけなんですよ。で……当然、リディヤもそれを知っているわけでして。

基本的には前衛。アレンの『剣』。王国動乱後、段階が上がり、遠距離戦にも対応。純粋な射程が伸びている。

※作者的には、この子書くの楽です。

※6巻表紙がとにかくとんでもない。cura先生を崇めよ。


 他キャラはその②にて!

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