第十八回 第四回アルファポリス歴史時代小説大賞 開催!

 第四回アルファポリス歴史時代小説大賞が始まりましたね。


 WEBでは唯一、公募では数少ない、歴史時代小説の祭典。

 WEBで活動する歴史時代小説家が鎬を削る、バトルロイヤル!


 このコンテストは、筑前が特に応援しているものです。

 WEB歴史時代小説界隈で主流派を形成し、常に上位を独占する「転生・転移」系作品を尽く弾き、いわゆる本格的な歴史時代小説を選ぶ編集部に、カタルシスを覚えるわけでして。今後も頑張っていただきたいものです。



 僕は第一回、第三回と参加し、第一回は「狼の裔」で特別賞、第三回は「天暗の星」で最終選考まで残りました。

 ですが、今回は回避するという決断をしました。

 理由は二つ。

 まず、出す予定だった「それは、欲望という名の海」を完成出来なかった事。

 これが大きいですね。完結必需ではないのですが、中途半端な状態で応募し大賞を獲りこぼしたら悔やんでも悔やみきれません。「狼の裔」がそうでしたからねぇ。

 もう一つは、エブリスタの「小説野性時代短編コンテスト」に挑戦したかったという事。

僕は長編より短編が得意と自覚していますが、短編で勝負するコンテストが少ないのを日々憂いていました。そこで見つけたこの報せ。

挑戦しないはずがない!という事で、こちらに注力したかったという事も一因でした。


 そんな理由で回避しましたが、次回は参加するつもりですので、その時は応援よろしくお願いします。



 で、このアルファポリス歴史時代小説大賞。

攻略法というか、編集部が選ぶポイントがある程度見えて来た気がします。


 それが、下記の4点+α


①10万字以上

 これはマストと思います。

 第三回で鵜狩さんの「懈怠剣梅明かり」が短編という点で、最終選考止まりになってしまっています。

 個人的にこれが長編なら大賞だと思っていました。


②江戸時代

 過去三度のコンテストで、江戸時代以外が選ばれたのは「武田義信 風林火陰山雷」と「韓信」のみです。

 それ以外は、全て江戸時代。最終選考を含めると、江戸時代率は上がります。


③人情系・情緒系

 前回の大賞「中山道板橋宿つばくろ屋」は人情を推されていました。大賞こそ逃しましたが第二回の特別賞で書籍化した、「ケダモノ屋 定廻り同心と首打ち人の捕り物控」も人情と洒脱、江戸の情緒を加えた素晴らしい仕上がりでした。


④非転生転移

 これは言うに及ばず。今もって、一作も選ばれていません。


(α)流行

 ここ最近、「真田丸」「井伊直虎」で戦国が熱く、「西郷どん」「明治維新150周年」という節目で幕末熱。

 これは不確定要素ですが、ここら辺も加味されるかも!?



 要は事前の知識が無くても、ある程度読める時代設定じゃないかなぁと思うわけです。


 でも、最後に僕はこれに気付いていながら、まだ攻略していないという事は、付け加えておきます(笑)



 さて、今年も予想通りになるのか!?

 この先例を打ち消す力作が現れるのか!?


 結果が楽しみですね!

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