第201話「独裁者」(1940)

そして早速アマゾンプライムを漁ってみようと思ったのが、なんとチャーリーチャップリンの「独裁者」である。


いわゆる古典映画ってほとんど見たことないんだよなあ。

「ニューシネマパラダイス」とか「ブレードランナー」とかさ、なんか見なきゃいけないって言われる名作映画をほぼ知らない。

 白黒で見たことあるのって、ローマの休日くらいではなかろうか。

 あぁシンドラーのリストも白黒だった気がするけど、それはまた違う気がする。


 古典も見てないので映画の評価もくそもない気がするので、

とりあえずチャップリン初のトーキー映画(音声あり映画)の「独裁者」を見てみることにした。


 深夜1時に見始めた。


 それが良くなかった。


 確実に10分以上は寝た。おかげでほとんど内容が記憶にない。


 気が付いたら最後の演説場面だった。


 最後の演説のfight for the liberty なんて何回も見てるから、今更なんだよなあ。

 そこがかっこいいのは知ってるんだよ。


 そこ以外を見たかったのに、なんかよくわかんなかったなあ。


 なまじ床屋役と、ヒトラー役をチャップリンが両方演じてるもんだから、キャラ分けがされてないというか、ヒトラー役がコミカルに動きすぎて最初からチャップリンにしか見えなくて、独裁者感がない。

 なんというかやりたいことが伝わり切らない感があった。

 一番困ったのが、床屋役のチャップリンがどういう経緯で壇上に上がることになったのがいまいちわからないということ。

 あれ本物のヒトラーどこ行ったん?って感じ。

 戻してみたりしたから、寝ててわからないわけじゃないんだよ。

 あとから解説見て、ようやくわかった。


 もっともこの映画の目的が、独裁者を滑稽に描いて、そうじゃない一般人がまっとうな演説をするということなんだから、独裁者をリアルにやる必要なんてないんだけど、うーん、もしこれが歴史的映画とかじゃなければ、途中で見るのやめてるわ。面白いとも、すごいとも思わなかった。


 あと眠った理由として字幕がセリフと全くあってない点がある。これはもう映画のせいではないけどさ。ほとんど字幕を頼らずに英語リスニングをしなきゃいけなくなったから、すげえ疲れた。しかもこれ昔の映画の特徴で、セリフがまあ早いんだよ。

 きついきつい、英語の勉強にはいい気がするけど。


 結論から言うと、最後の演説以外は別にみる必要はないかなあ。


 もちろん戦時中のあの時期に出した映画ということを評価しなければいけないけど、今見ていい映画とか面白い映画ではないと思う。

 そもそもコメディ映画だし、さすがに現代人が見て笑うには厳しいものがある。


 歴史的価値としてみる必要はあるかもしれないけど、わざわざ映画見なくてもウィキペディアで情報として知ってれば十分ではないか。


 ということで、「独裁者」みんなも深夜に酒飲みながら見て、寝ずに完走チャレンジをしてみてくれ!

 あとユーチューブで最後の演説のところは見れるのでそこだけは絶対見といたほうがいい。


 さて、いいのか初回から名作にケチをつけてしまったけれど。

 反応が怖い。


 次はそうだなあ、ブレードランナーあたり行ってみるか。





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