第173話「遊楽荘のポスト」
https://kakuyomu.jp/works/1177354054893219281/episodes/1177354054893219382
うーん。
だからこういう文学風の作品は俺にはわからんって。
ただこれが文学じゃなくて、文学風なのは間違いない。
そもそも何の話だよ?
結局箱は何だったの?
作者の中に答えはあっても、読者はわからんし、そもそもそこを推し量ってきっとこの箱はこういう比喩なんだなとなるほどエモい作品じゃないから。
ただの宙ぶらりん作品にしか見えない。
主人公にまず共感が持てないしな。
唐突に主人公は泥棒だったといわれても……。しかもそれも何か同情できる余地のある泥棒のなりかたじゃない。
酔った勢いとのりで空き巣を繰り返すただのチンピラ。
ついでに突っ込んでおくと、彼らは強盗じゃなくて、空き巣だよね。
さらに突っ込んでおくと、捕まったのが主人公だけってことも絶対ないだろう。この主人公が他の仲間について黙秘できるとも思えないし。警察だってその他の余罪の捜査とか共犯者とか探るだろうし。
あと捕まってる間の5年間の家賃は誰が払ってたの?という細かい部分も気になる。
まあいいんだけどさ、そんな細かい話。
問題は根幹。
共感できない主人公たちにある。
正直こいつらの友情話どうでもいいだろ。クズ過ぎる。
アウトローを書くにしても仁義がなければ胸糞悪いだけ。
そして箱とカギは何かの比喩のまま、置き去りに……
「結局なんのカギなんだろう・・・・・」は俺のセリフじゃ!
なんだかなあ。
せっかくだから、何かの縁だから俺がこの話を考察してみよう。
ほかにやる人いないだろうし。
もう一度一から読み直しだ!(思い付きとはいえ激しく後悔)
って読み直したら、最初の方には「この部屋はごみ見たなもので散乱している」が、「最後では何もない」になってる……ww
もしかするとここに謎を解くカギが!?
ないか。
うーん読み直せば直すほどやばいなあ。
よく読んだら同じ文の繰り返しが散見されるし。
結局、箱の謎はわからんかった。
みんなが、主人公に対して持っていた秘めた感情とか思いなんかな。何かを持ってはいました、しかしそれは決して開けられない箱で、あなたには理解できないでしょう見たいな?
カギはあるけど、使い方はわからない。主人公の不器用さを表してる?
そういう意味じゃ手先の器用さとの対比と言えなくもないのか。
そんなとこかなあ。
もしそういうテーマが書きたいなら別のアプローチがあったんじゃないだろうか。
なんだかなあ
※追記
一応主人公はすでに死んでる考察もしましたが、その必然性もないし、描写も「ここにくると寒気が」というセリフだけなので、ないと判断しました。ただ、それがないと大家のセリフが謎なんですけどね。
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