45 幻惑~different~


 夏が過ぎ、9月になったと言うのに、まだまだ暑い。

 窓から差し込む日差しはじりじりと熱く、カーテン越しでもその熱気は伝わってきた。

 まるでどっか遠い国の言語みたいに意味不明な、物理の授業。気合を入れていないと意識が飛びそうになるくらい理解不能で、退屈だ。ふわあ、とあくびをしたら、隣の席の女子がきょとんとしたように俺を見て、それからまるで叱るみたいに、め! っと小さく言った。俺は苦笑いして頭をかき、目をこすった。

 開いた窓から少しだけ、風が入ってくる。カーテンがゆらゆらと揺れ、そのたびに生ぬるい風が俺の周りを取り囲む。

 うとうとしかけたとき、校庭から、大声が聞こえた。俺ははっと覚醒して、揺れていたカーテンをつかんだ。俺と同じ窓際の列のクラスメイトたちも、窓の外を窺っていた。俺は立ち上がり、ベランダに出るための扉を開いて、外に飛び出した。手すりにつかまり、めいっぱい身を乗り出したら、校庭で授業する生徒たちが、ぱらぱらと散ったまま、ある方向を見ていた。

 その大声は、確かに、「柴!」と言った。

 小沢先輩の声だとすぐに分かった。

 校庭の真ん中、生徒たちの視線の向かう中心に、夏基(なつき)がいた。グラウンドに座り込み、うつむいていた。隣には小沢先輩。夏基の身体を支えるようにしてしゃがみ込んでいた。

 俺は蒼白し、ベランダから教室に飛び込み、そのまま廊下へ出た。物理教師が俺を呼んだけれど、返事をしている余裕はなかった。俺は廊下を全速力で走り、階段を駆け下りた。

 一階まで降りると、昇降口で市谷(いちがや)先輩とかち合った。先輩は突然俺が目の前に現れたことに一瞬驚いたが、すぐに現状を理解して、呆れたように息をつく。

「なっちゃんは?」

「大丈夫だ。今、小沢が連れて来る」

 その言葉通り、次の瞬間、小沢先輩の姿が見えた。

「──なっちゃ……」

 数歩進んだ俺は、思わずその場にがくんと膝をついた。左手で頭を押さえた夏基が、なんと、小沢先輩に横抱きにされている。

「おおお小沢先輩いいい?」

「あ、やべ」

 小沢先輩は顔をしかめ、ぽつりとつぶやく。

「陽佳──どうして」

 夏基が眉をひそめて言った。が、それどころではない。

「ははは離してくださいいい、小沢先輩」

 俺は小沢先輩の足にかじりつくようにして見上げた。

「なっちゃんをお姫様抱っこするのは俺の仕事ですう」

「いや、これは不可抗力だ」

「なっちゃんも、何で大人しくされてるの?」

「立てない」

 夏基の答えは簡潔だ。俺はがくんと肩を落とす。

「男の俺を横抱きできるなんて、結構力あるんだな、小沢」

「あー、柴細いしな。──つーか、俺、結構筋トレしてるし」

「そうか」

「なっちゃああん」

 俺はがばっと立ち上がり、小沢先輩から夏基を奪うようにして同じようにお姫様抱っこした。市谷先輩が、もういいか? と声をかけて来る。

「さっさと保健室に行きたいんだが」

「運びます」

 俺は夏基を抱えたまま歩き出す。小沢先輩も後ろをついてくる。

「よく気付いたな、陽佳」

「教室まで、小沢先輩の声聞こえたから」

 そう言えば、何も言わずに教室を飛び出してきたんだっけ、と俺は思った。あとで呼び出し必死だろうな、とうなだれる。

 保健室に入ると、校医の先生が留守だった。小沢先輩が探してくる、と出て行って、俺は夏基をベッドに下す。

「一体何があったの?」

「全面的にお前が悪い」

 市谷先輩がびしっと夏基を指さす。夏基はその指先を見つめて、そうだな、とつぶやく。まだ暑いのに、夏基はご丁寧にジャージを上下とも着込んでいた。もちろん、Tシャツとハーフパンツ姿になれない理由は、言わずもがな。俺の残した色々な痕があちこちにあるからだ。

「夏基、サッカーっていうのはな、ボールを蹴りながら相手のゴールを目指すスポーツだ」

「ん」

「ボールを奪い合いながら、時にはパスを回し攻め込む」

「ん」

「半分寝とぼけてたとはいえ、ゴール前に突っ立ってフリーになっているお前に、チャンスボールが行くのは分かるよな」

「ん」

「クラスメイトのセンタリングは完璧だった。お前は単純に、飛んできたボールをヘッドで押し込めばよかっただけだ」

「ん」

 詳しく聞けば、夏基は、立ったまま半分眠っていたらしい。あまり体育の授業に積極的でないのは知っていたが、まさかサッカーの試合中に立ったまま寝ているとは思うまい。きっと、クラスメイトも、ゴール前の夏基を見て、素晴らしいポジション取りだと思ったのだろう。

 逆サイドから駆け上がってきた小沢先輩が、フォローのために回り込もうとした。そこで、夏基がボールを避けそこなって、こめかみのあたりをボールが掠めて行ったのだと言う。体勢を崩した夏基が足をひねり、その場に倒れた。ボールが直撃したと勘違いした小沢先輩が、思わず声を上げたのだと市谷先輩は言った。

「なっちゃん、体育の授業中だけは寝ちゃ駄目だよ。危ないから」

「ん、分かった」

「突っ込むところはそこか、陽佳」

 市谷先輩が冷ややかに言った。

 夏基はさっきからずっと、左のこめかみの辺りを押さえている。俺はそっとその手をどかせてみた。目尻からほんの数センチ横に、すり傷が出来ていた。隣で覗き込んでいた市谷先輩が、驚いたような顔をする。

「怪我してたのか、夏基」

「──みたいだ。痛いと思ってた」

「あああ、なっちゃんの顔に傷があ」

「大丈夫」

 夏基は何でもないように答えるが、赤く擦れたそこは、じんわりと血が滲んでいる。

 ようやく小沢先輩が校医の先生を連れてきてくれた。夏基の傷は消毒され、足首にはシップを貼って包帯を巻かれた。大人しく保健室の隅で待っていたら、チャイムが鳴った。授業が終わったらしい。

 保健室を出た夏基は、市谷先輩の肩を借りながら教室に戻って行った。去り際、俺の頭をこつんと叩いて、授業はサボるなよ、と言った。なっちゃんが心配だったんだよ、と反論したら、夏基は少し笑って、俺の頭をくしゃりと撫でてくれた。

 俺は一応、職員室を経由して、物理の担当教師に頭を下げ、きちんと叱られてから教室に戻った。机に出しっぱなしだった教科書やノートを片付けていると、前の席のクラスメイトが、お前って本当に忠犬だなあ、と呆れたように言った。

 俺の行動のほとんどが夏基ありきであることを、最近はクラスメイト達も理解し始めていた。だから、あまり深く突っ込まれることもなく、俺は存分に夏基に神経を向けることができた。

 忠犬なんて位置づけだって、構わなかった。

 だって、俺のすべては、夏基のためにある。

 放課後は夏基の教室まできちんと迎えにいかなきゃな、と思いながら、俺は次の授業の準備をしたのだった。


 一緒に帰るために夏基の教室まで駆けていき、両手を広げて入口で待っていたら、あっさりと馬鹿、と言われてしまった。夏基は足をひきずりながらも、1人で歩いていた。こちらとしては、家まで抱っこして帰るつもりだったのに、完全に空回りだ。

 一応、お姫様抱っこかおんぶを提案してみたが、市谷先輩には冷たい目で見られ小沢先輩には爆笑された。夏基は呆れたように溜め息をつき、腕を貸してくれればいい、と言った。

 そんなわけで、夏基は俺の腕をつかんで軽く寄りかかるようにしてくじいた足をかばいながらも、結局自分で歩いて家まで帰ってきた。

 俺は自分の家には帰らず、夏基の家に直行した。玄関で靴を脱いでいたら、夏基の母親が顔を出して、夏基の傷を見てどうしたの、と訊ねてきた。

 夏基が体育の授業のことを説明し、俺を支えにして玄関を上がった。俺も靴を脱ぎ、夏基の身体を支えつつ階段を上る。

「あきちゃん、あとでおやつ取りに来てね」

 夏基の母親に返事をして、俺は夏基と一緒に部屋に入った。ドアを閉めると、とりあえず窓を開けた。こもっていた空気を追い出しているうちに、夏基が制服のネクタイをほどき、シャツのボタンを外す。俺が渡したハンガーにそれをかけ、ベルトに手をかけた。

「──陽佳」

「何?」

「回れ右」

 いつもなら平気で着替えるのに、今日はあまりにも俺が凝視していたからか、夏基が口をとがらせた。

「ケチ」

 俺はくるりと後ろを向いて、夏基が着替えるのを待った。ベッドに腰掛けて下を脱ぎ、ベッドに置かれていたルームパンツに履き替える音がしている。もうそろそろいいかな、と思って向き直ると、ちょうどカットソーをかぶっているところだった。俺は制服を整えてかけたハンガーを持ち上げ、壁のフックに引っ掛けた。

 1階から、俺を呼ぶおばさんの声がした。俺は返事をして、部屋を出る。階段を下りたところで待っていたおばさんにトレイを渡された。氷の入ったグラスとガラスピッチャー、本日のおやつらしいプリン。俺はそれを受け取り、ありがとう、と答えて階段を上がった。

「なっちゃん、おやつだって」

 ベッドの上にトレイを置くと、夏基がピッチャーを持ち上げた。グラスに中身を注ぎ、片方を俺に渡してくれる。中身は紅茶で、少しだけ甘い。夏基はぺりぺりとプリンのふたを剥がしていた。クリームのかかったそれにスプーンを差し込む。

「足、平気?」

「ん。明日には1人でも歩ける」

「無理しないでね。俺、いつでも抱っこできるから」

「──しなくていい」

 夏基がすねたようにつぶやく。俺はちぇ、っと思いながらプリンを食べる。

「でも、なっちゃん、俺以外の人に抱っこされちゃ駄目だよ」

「小沢だぞ」

「小沢先輩でも、駄目だよ」

「まあ、まさか抱きかかえられるとは思わなかったけどな」

「小沢先輩はああやって女の子を落としちゃうんだね、きっと」

 あの人が計算ずくで行動してたとは思えない。きっと、今回のことも、純粋に、歩けない夏基を保健室に運んでやろうという心遣いからなのだろう。あんなことを天然でやってのけられたら、された方はきゅんきゅんだろうな、と思う。

「優しいからな、あいつ。無意識でタラシだ」

「……なっちゃん、浮気は駄目」

 夏基がきょとんとして、それからぷっと笑う。

 俺と夏基の間で、不安定に小さく揺れるグラスとピッチャーの中の紅茶。空になったプリンの容器をトレイに戻して、俺は紅茶を飲み干し、そのトレイを床に移した。

 俺と夏基の間に障害がなくなり、俺は夏基を抱き寄せる。

「小沢先輩がかっこいいのは知ってるけど、絶対駄目」

「俺が好きなのは、お前だけだよ」

 夏基が笑い、俺はますます強くその身体を抱き締める。頬にキスしたら、ほんの少し、消毒薬のにおいがした。俺はそっと夏基の髪をかき上げてみる。露わになった傷は、滲んでいた血が固まり、できたばかりの頼りないかさぶたがくっついている。

「痛い?」

「平気だ」

「俺以外の人が、なっちゃんに傷つけるなんて、嫌だな」

「これは、仕方ない。ぼーっとしてた俺が悪い」

「サッカーの途中で寝るなんて、よっぽどだよ、なっちゃん」

 市谷先輩が呆れたような顔をしていたが、そうされても仕方がない。時々夏基は、本当に抜けている。いつもクールでしっかりしているように見える分性質が悪い。

 さらりとした黒髪が、傷の上に落ちる。

「暑くて疲れてたんだ」

「なっちゃん、もっと体力つけようね」

「──面倒だから、いい」

 まあ、今更夏基が体力作りに励むとは思えない。普段からどこか無気力で熱くなることがない夏基だから、このままのらりくらりと生きていくのだろう。

「倒れたりしなければいいんだけどね」

「──倒れたら、お前が抱っこしてくれるだろ?」

 夏基が目だけで俺を見上げた。黒目がちな切れ長の目は、やたらと色っぽい。俺はたまらなくなってぎゅうぎゅうと夏基を抱き締める。

「もー、なっちゃんはー、するいよー」

 夏基はおかしそうに笑い、俺の背中に腕を回した。

「下におばさんいるから何もできないの知ってて煽ってるでしょ」

「煽ってない」

 そう言いながらも、夏基の目はからかうような色を見せていた。俺は悔しくなって、夏基を抱き締めたまま、再び髪をかき上げた。傷は、まだ少し、消毒薬のにおいを残している。俺はその傷をべろりと舐めた。夏基の身体がぴくりと反応する。

「傷口、開く」

 夏基の声はかすれるように小さかった。その反応に、俺は満足した。傷口が開くことが嫌だという響きじゃなかった。──夏基は、それを、望んでいる。

「なっちゃん」

 耳元でささやいて、今度はその傷にキスをした。短く音を立てたら、夏基が首を振る。まるで俺から逃げるように。けれど、その動きには力がなかった。

「痛い?」

「──痛く、ない」

 舌の先でできたてのかさぶたをこすったら、ぽろりとそれが外れた。舌先にわずかに血の味を感じる。傷口は唾液で濡れ、うっすらと血が滲んでいた。

「あとで、ちゃんと、消毒するね」

 夏基の髪をかき上げたままの俺の右手は、その後頭部を押さえ込んでいた。夏基が逃げられないように、しっかりと。

 俺の背中で、夏基の手に力が入る。

「なっちゃん」

 俺が呼ぶと、夏基がゆるゆると顔を上げた。ぼうっとした目で俺を見上げ、息をこらしている。

「ちゃんと声、抑えててね」

 夏基がきつく目を閉じる。俺は傷口に舌を這わせ、滲んだ血を舐めた。ほとんど味のしない薄いそれは、まるでしびれるように俺の舌に絡む。唾液が傷口に染みるのか、夏基が小さく震える。

「──痛い?」

「……痛い」

「俺がつけた傷じゃないけど──」

 そのまま俺は夏基を押し倒す。

「俺が痛くするなら、いいよね、なっちゃん」

 キスをしている間、夏基は必死で息を整えようとしていた。わずかに唇が離れた隙に、大きく息を吸い込み、息が荒くなるのを我慢するように少しずつ吐く。俺が声を抑えていてと言ったからなのか、やたら一生懸命ゆっくり呼吸しでいる姿が、妙にかわいかった。

「声は、我慢だよ」

 俺は笑いをこらえながら、息継ぎできないように長いキスをする。夏基が俺のシャツをぎゅっとつかんでいた手を動かし、ぽかぽかと俺の背中を叩く。

「──馬鹿陽佳」

 ようやく息を継げて、夏基が涙目ではあはあ息を乱しながら言った。

「我慢なんて、できるか。馬鹿」

 両手で俺を叩きながら、夏基が真っ赤になっていた。

 少しいじめすぎちゃったかな、と俺が反省しかけたその時、真っ赤な顔をした夏基が、恥じるように目をそらして、悔しそうな声で、言った。

「お前に触られたら、我慢なんて、できるわけない」

 ──理性を失うっていうのは、こういうことをいうんだな、と俺はあとでつくづく思った。

 ゆっくりと俺を見た涙目の夏基に、完全に、タガが外れた。

「なっちゃん、大変だ」

「──あきよし?」

「俺が、無理」

 俺は枕元に置かれていたリモコンを持ち上げ、コンポのスイッチを入れた。再生ボタンを押したら夏基好みの静かめの洋楽が流れてきて、俺はボリュームを上げた。リモコンを放り投げ、夏基を力いっぱい抱き締める。

 夏基が必死で堪えていた声も、無駄な努力に終わった。

 ──事後、夏基がタオルケットに包まって丸くなっているその背中に、俺ははらはらしながら呼びかけてみた。

「なっちゃーん?」

「────」

 夏基は黙ってこちらに背中を向けている。一体どれに機嫌を損ねているのだろう、と俺は考えてみた。思い当たることがありすぎて、判断できない。俺は脱ぎ散らかしていた制服のシャツを羽織って、もう一度声をかけてみた。

「なっちゃん、ごめんね……?」

「──俺には」

 夏基がぽつりとつぶやく。

「俺には、声抑えろとか言っておいて──結局お前がそうさせてくれないんじゃないか」

 夏基の背中が、さらに丸く縮こまる。

「音楽までかけて、ボリューム上げて、出させる気満々なのは、お前だ……」

 …………。

 きっと夏基は、俺を悶え死にさせたいのだろう、と思わずにいられない。

 俺は制服のシャツのボタンを留めるのも忘れて、夏基の背中に抱きついた。

「なっちゃん」

 夏基はぎゅっと身を縮める。

「大好きだよ、なっちゃん」

 俺が耳元でささやくと、ぴくんと身体を揺らして、そっとタオルケットの隙間から俺を見た。ふてくされるような顔をしている。

「大好き」

 再びささやくと、ようやくふっと、夏基が笑った。

「もう一回言え」

「なっちゃん、大好き」

「もう一回」

「大好き。なっちゃんが、大好き」

 夏基はタオルケットから抜け出し、俺に向かって両手を伸ばす。俺は夏基を抱き締め、もう一度、大好き、と繰り返す。

「──俺も」

 夏基の返事を聞きながら、俺は今度こそ理性を保とうと必死で耐えた。

「──陽佳」

 甘えるような口調で俺を呼んで目を細める夏基の姿に、保とうとしている理性が、また、飛びそうになった。

 ──さすがに、もう一回は、やばいです。

 おばさんに気付かれていないことを祈りつつ、俺は夏基を抱き締めたまま、夏基のあまりのかわいさに悶々としながら死ぬ思いで耐え続けたのだった。


 了



 どこまでしちゃったのかはあえて言わないことにして……何かこいつら、いつも夕方とか昼間っから盛ってんな、と思ってしましました。

 ……すみません。


 ちなみに、市谷も、夏基くらいなら楽々お姫様抱っこできます。奴は柔道、剣道、空手の段持ちなので。

 多分夏基は、誰一人できません。体力ないので。

 小沢は何気に、陽佳くらいまで抱っこできると思います。

 陽佳は、夏基しかできません。他の人は、どうやって持ち上げたり、触ったりしていいのか分からないので。

 そんな感じ。

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