日陰の向日葵の回想 III
7月18日結構日。
私は、この能力のせいで、良くも悪くも両親の思惑と私が政府へ受け渡される日取りを知っていた為、例の計画をその前に決行した。
寝静まった深夜3時に、家の周辺を火炎性のあるあらゆるもので撒き散らした。室内
には所々に事前にまいてある。
ガソリン、灯油、シンナー、所々にライターも、
発火したら爆発する備品は全て散乱させて置いた。
そして、結構日の食卓に並んだ夜食には購入した睡眠剤を数錠、粉末にして事前に入れておいた。
彼らは、室内の僅かな灯油の匂いに気付く嗅覚も失うほどの眠気に襲われる。
そして、もう一人唯一可哀想な犠牲者も同様に。
特に両親の部屋の周辺には逃げ場のない火の海が出来るように、発火したら炎上、飛散する物まで。
でも、直ぐ様 事件性を疑われ無いように悪魔でも生活品を選んでいた。
そして、地獄絵図の様に火の海に包まれた。
両親の寝ている寝室の二階には父親は喚き散らしながら部屋を往復していた。
爆発音も聞こえた。
と同時に、母親の旋律な声が響く。
眠剤でも、この痛みと現実を緩和させる効力は無かったようだ。
そのまま静かに火葬されてくれれば良いものを………。
持続性が高い眠剤で、錠数も増やしておけばよかった。
味覚への影響と寝室に行ってから炎上して貰えないとといった計画的な問題から心配をしていた。
だが、計画通りに進行している。それぐらいの過失は仕方ないだろう。耳障りな声を耳でも脳裏でも聴かされるのはこれで最後だ。
あとは、時間が解決してくれる。
そして………。
これから私の人生は要約始まるんだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます