第38話 『冒険と平和の夏。』

 このところ短編か掌編ばかり上げ続けているピクルズジンジャーです、こんばんは。


 もうこんなに短い話ばかり書くなら短編集でも用意した方よい気がしてきました。そのうち検討するかもです。


 長編書きだったくせに何ゆえにフワフワした短い話ばかり量産しているかといいますと、ただいま絶賛スランプ中だからであります。

 書きたい、書かなきゃならない(と勝手に意気込んでる)ネタはそれなりにあるのだけれど、それを書くのがどうにも難しそうで手が出せない。しかし何か書きたい、書かなきゃ物語を考える筋力が落ちる気がする……と無意味に焦って足掻いて、得意ではない短編に手をだしてしまうという。言い訳はこの辺でやめときましょう。



 さて今回は、三月からはじまるカクヨム夏物語コンテストに合わせて4000文字内のものを考えてみましまた。

 しかし、4000文字内で冒険やミステリー、SFってどうして考えるんだろう……? 4000文字でスペクタクルな話を考えられるって何者だよ? ほとんど星新一じゃないか……。


 星新一ではない私は、特に何も起こらなかった夏の夜のことを書きました。学生時代、友達の家でこんなふうにビデオ(まあ時代ですね)を見たり、音楽を聴いて一晩すごしたりしたものです。あの頃はああいう時間がいつまでもあると思ってたものさ、とちょっと遠い目になってしまいます。


 テーマに「2020年の夏」とありまして、分かりやすくオリンピックを絡めることにしたのですが、はっきり言ってオリンピックに興味がない……。むしろ、なにかしら不首尾や不手際がニュースになるたびに「中止にしてしまえ」と毒づくくらいなのに。

 そこで、よくネタになってる「東京オリンピックをを予言していたかのような『AKIRA』」と、「幻に終わった1940年の東京オリンピック」を絡めることに。

 前者はともかく、後者の合致ぶりは箇条書きマジックやただの偶然だし、こんなもん気にしていては陰謀論者の思うつぼだとわかっていても何かしら不気味で気になってしまう心理がこれを書かせたと言えるような。

 それにしても、共通する要素だけをみて「もしや予言してるのでは……!」ってなる心理、なにかしら心理学用語がありそうですね。こういう心理には人間を暴徒にするものが潜んでいそうなので注意を怠らないようにしたいものです。


 ――ちょっと話がそれてしまいましたね。


 『AKIRA』は昔、一つ上の姉が好きだったこともあって一時期飽きるほどみておりました。

 もう一生分見尽くしたとおもっていたのに、昨年のある時、突然やたらとみ返したくなってDVDをレンタルした所、懐かしいやら今見ても面白いやらでついつい見入ってしまいましたね。流れをしってるからこそ、キャラクターの細かい演技に気づけて発見もありました。

 そしてやっぱりみんな大好き「さんをつけろよ、デコ助野郎!」ですね。あそこは嫌いな人はいないでしょう。私も好きです。あそこに匹敵するシーンを百合で描けたら本望ですよね……。目標くらい高く掲げとこう(どうでもよいのですが、オマージュっぽいシーンなら書いたことがあります)。


 とまあ、映画版は暗記できる程度にみているのに原作の方は昔一度読んだきりなので細部がうろ覚えです。いい加減読み直さないとな。


 それでは今回はこれで失礼します。

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