一般的に死は悲しいものであり、別れだ。それを周囲と同じように悲しめなかったとしてもそんなにおかしいとは思わない。"ボク"もおかしくはない。むしろ、物語を通して彼はずっと悲しんでいる。そんな彼なら、その想いが結実するのには疑う余地はない。彼の想いはこの短編の分量で充分に伝わっている。それを是非感じて見て欲しい。
どこまでも澄んでいて、きれいな世界。例え気付くのに時間がかかったとしても、本当に大事なものに気付けるかどうかが、大切なんですよね。あー良かった!って純粋に思えるお話でした(´ω`)b