秘密の部屋

ス「ん〜、よく寝た

  さて、今日も頑張るかぁ」

ス「とはいえ、慣れない訓練ばっかりで

  起きても完全には疲れが取れないなあ」

ス「頭もぼんやりするし、う〜」

シ「お、おい

  そっちは危ないぞ!」

ス「え? うわぁ!」

(音)

ス「あぶな……壁に激突するところだった」

シ「大丈夫かい、怪我はないかい」

ス「はい、なんとか……シュレさんが腕を掴んでくれたおかげで」

シ「よかったよかった……実はそこってただの壁じゃないんだよ」

ス「へ? 壁じゃないってどういう……」

シ「ここを押し込むと……よっ」

(音)

ス「うわぁ! 壁が回転扉に!」

シ「そ、ちなみにこの奥はちょっと刺激が強いからねぇ

  スプリに見せるにはちょっと早いかなあ」

ス「……」

シ「そんな顔してもダメだって

  さ、今日も訓練するとしよう」

ス「……」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る