第9話:メインプレイ:オープニング2-2
GM:では場面を移そう。シーンは継続だけども、学校に到着してからの描写だ。
ローザに遅れて昭人も登校してくるね。では昭人、シーンインを。
昭人:シーンイン! (コロコロ)7点上昇、48%!
GM:さて、君たちは学校で顔を合わせた。何かRPはするかい?
昭人:いや、特に反応しないかな。
「おはよう、茨木さん(ローザの偽名)」 と声だけかけて、席に座るよ。
ローザ:「おはよう、桜華さん……いつもより顔色がいいけど、何かあった?」
昭人:「……ん? いや、別に普段どおりだよ」 無個性な返事をしよう。
ローザ:「ふぅん、そっか。なんか、いつもより調子良さそうだったからさ。
悩み事に進展でもあったのかなって思ったんだけど、違った?」
昭人:「……悩み事? いや、別に最近、悩んだりはしてないけど……」 ぽかーんとした表情で返すよ。
ローザ:「……そうなんだ。あ、そろそろ先生来ちゃうね。また“あと”でね」
昭人:「うん? あ、うん、それじゃあ」
ローザ:(……なるほど。怪盗ジョーカーが言ってたのはこのことか。悩みがないってことは、自分の過去についての記憶を消された?
いや、それだけじゃない。桜華さんの態度からして、ローザとしての私のことも忘れてる可能性が高い。
今は茨木青菜として振る舞って、この事態をどうにかしないと……!)
GM:では、そうして悩むローザの目前、遅れて陽介も登校してくる。席に着くなり、君たちの方を振り返ってきますね。
陽介(GM):「よ、お二人さん。平和な朝だな」
ローザ:「おはよう、よーすけさん。平和な朝……だったね」
昭人:「おはよう、花菱くん」
陽介(GM):「おう、おはよ――おん? ……昭人さん? 今、なんと?」
ローザ:「よーすけさん」 遮るように、少し大きめの声出すよ。
陽介(GM):「お、おう? どうしたんだよ、マジな顔して」
ローザ:「ちょっと、1限サボらない? 大切な用があるんだけど……」
陽介(GM):「ふぁっ!?」
ローザ:「ね、お願い!」 手を合わせつつ。
GM:そんなローザの様子に、陽介は何かを察した表情を浮かべて頷くね。
陽介(GM):「……ああ、わかった。他ならぬ青菜さんの頼みだ。断ったら男が廃るぜ」
昭人:「???」 よくわかってない顔。
陽介(GM):「昭人、先生には適当に言って誤魔化しといてくれねーか?」
昭人:「ん、わかったよ。2人は腹痛って先生に言っておくね」
ローザ:「ありがとう、桜華さん。
それじゃ、よーすけさん。ついてきて」
GM:ではローザと陽介は、連れ立って教室を抜け出すのであった――って感じで、一度シーンを切りましょうか。
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